スッポンの8個目の卵を74日目に割ってみた結果

↑上のアイキャッチ画像は2019年9月29日6:52に撮影した順調に育っていると思われた8個のスッポンの卵うち、7匹の赤ちゃんスッポンが出てきた一方で、1個だけ出てこなかった卵です。No.5としていました。

あまりにもかわいそうな結果になったので、この記事は当初は書くつもりはなかったのですが、この赤ちゃんスッポンの命が無駄にならないようにと考えました。卵の殻を破って検証した時に、赤ちゃんスッポンがどのように殻を破って出てくるのかを示唆するような状態であったこともあって、以下に記事を書きました。結果論ですが「あの時もっとこうしておけばよかった」と考えてしまいます。

親スッポンから取り出されて48日目の朝のスッポンの卵(2019年9月29日)

スッポンの卵
盆の8月13日に親スッポンから取り出されたスッポンの卵10個の48日目の朝の状態。7個が割れて赤ちゃんスッポンが出てきていました。しかし、順調に育っていると思われた8個のうちの7個なので、1個だけ孵化していませんでした。(2019年9月29日6:51撮影)

スッポンの卵
それはNo.5の卵です。上の写真の右下の卵です。よって、この1個は引き続き30℃前後で孵化を待つことにしました。(2019年9月29日6:51撮影)

親スッポンから取り出されて74日目のスッポンの卵(2019年10月25日)

スッポンの卵
7匹の赤ちゃんスッポンが生まれた日(9月29日)から27日目の残り1個のスッポンの卵。No.8の卵から反時計回りに4個目のNo.5の卵です。(2019年10月25日14:11撮影)

スッポンの卵
これが親スッポンから取り出されて74日目のスッポンの卵No.5。(2019年10月25日14:15撮影)

No.5のスッポンの卵を割ってみた結果(2019年10月25日)

スッポンの卵
ハサミで軽く叩いて殻を割ってみました。すると、中にスッポンらしきものがありました。(2019年10月25日14:17撮影)

180°反転していた頭(2019年10月25日)

スッポンの卵
よく見てみると頭が180°ねじれた状態で力尽きてミイラ化していました。(2019年10月25日14:18撮影)

赤ちゃんスッポンの殻の破り方の考察(2019年10月25日)

スッポンの卵
甲羅は殻の円周に沿って密着しています。お腹の部分は白い綿のようなものが被さっています。前足と後ろ足は内側を向いています。つまり、頭だけ反転しています。これは、嘴で殻を破ろうとしたことを示唆しています。(2019年10月25日14:21撮影)

スッポンの卵
この1匹だけ殻を破って出てくることができなかったようです。タイミング的には7匹と同じ時だったと思われます。その時割ってやれば助かったのかもしれません。でも、その時はわかりませんでした。(2019年10月25日14:27撮影)

赤ちゃんスッポンの甲羅と殻の曲率(2019年10月25日)

スッポンの卵
赤ちゃんスッポンの甲羅の曲率は殻の曲率とほぼ一致しています。(2019年10月25日14:29撮影)

まとめ(2019年10月27日現在)

殻を割って中が見えた時はショックでした。助かる命だったかもしれないと思ったからです。9月29日朝に7匹が出てきていた時に8個目も割ってやれば良かったと今さらながら後悔しています。後悔先に立たずです。でも、その当時は成長が遅れているのでまだ出てこれないのではないかと思っていました。7匹が同時に出てきたことを考えると、本来8匹同時に出てくるようになっていたと言えるので、もし今度同じ状況になった場合は、すぐに割って取り出すことを検討しようと思います。







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