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爪楊枝を刺して上下を切り取ったアボカドの種(No.16)の水耕栽培
メキシコ産のアボカドを上下を切って爪楊枝を刺して水栽培してみることにしました。果実の形は卵形、これをNo.16とします。No.15との違いは、PETボトルの上部の有効利用です。No.15ではPETボトルの下部を使いましたが、上部が残っています。その不安定な上部を使って水栽培をしてみるのと、No.15の再現性を確認するのが目的です。
メキシコ | |
土ではなく水道水 | |
キッチンばさみで500ミリリットルのPETボトルの上部3分の1あたりを切り取って、それを使いました。No.15で使ったPETボトルは下部でしたが、上部が残っているので有効利用します。120°の間隔で爪楊枝をはめ込む切り込みを入れて、そこにアボカドの種に刺した3本の爪楊枝をはめ込んで使用。 | |
アパートの室内の窓辺。 | |
2016年11月5日夕方 | |
1日1回 |
2016年11月5日

11月2日に買ってきたメキシコ産のアボカド10個目です。サンリブくまなんで税込み98円でした。
2016年11月5日

3日後に切りました。少し水っぽい味でした。
2016年11月5日

種の形は普通です。
2016年11月5日

皮は簡単に剝けました。
2016年11月5日

この種には少し茶色い部分がありました。傷んでいるようです。
2016年11月5日

先端付近にしわしわもあります。
2016年11月5日

底部に茶色い部分があります。
2016年11月5日

頂部を5mmほど切り落としました。
2016年11月5日

底部(左側)を2mmほど切り落としました。
2016年11月5日

頂部(右側)と底部(左側)を切り落としたアボカドの種
2016年11月5日

側面の中心付近に爪楊枝を若干上向きにして3本等間隔で軽く刺しました。
2016年11月7日

120°間隔で切り込みを入れたPETボトルにセットしました。整髪料の蓋を支えに用いて立てました。水を種の底部が少し浸かるくらい入れました。
2016年11月7日

種の褐色の色素が水に溶け出して着色していました。種の底部を切ったせいです。土に植えている種は底部を切らなくても発根しているので、切る必要はないのではないかと個人的には感じていますが、どうなのでしょう。No.17も着色が顕著ですが、No.15はそうでもありません。
2016年11月26日

頂部の割れ目が少し広がってきました。
2016年11月26日

底部の割れ目も広がっていましたが、側面は割れ目は連続していません。他の種と同様に底部の方が割れてきて、頂部はだいたいくっついています。
2016年12月8日

割れ目が広がって根が出てきました。
2016年12月8日

根が2mmぐらい底面から出ています。
2016年12月8日

割れ目の中が見えます。下の方に根が伸びています。上の方に芽が出て来るはずです。
2016年12月11日

根が伸びてきてので鉢に植え替えようと思います。
2016年12月11日

タネのタキイの「野菜と花の培養土」を入れて種を慎重に埋めました。
2016年12月11日

水をたっぷり遣りました。中に芯が見えています。
2017年5月11日

2017年12月2日

斜めから撮影した寄せ植え。この時点では枯れていません。
2018年1月26日

斜めから撮影した寄せ植え。全部枯れています。寒さに耐えられませんでした。
まとめと今後の予定
メキシコ産のアボカド通算10個目になります。No.15と同様に爪楊枝を使った水栽培の方法をとりました。一つの方法で複数のサンプルを用いるのは普通のことです。もう1個アボカドがありますので、3個目を仕込む予定です。これによって、爪楊枝を使う水栽培の方法の再現性が検討できます。
12月8日には割れ目が広がって底面から2mmほど根の先端が出てきていました。
12月11日に鉢に植え替えました。
2017年5月11日に一回り大きいプランターにに植え替えました。根はあまり張っていませんでした。根の張り方の順番はNo.17>No.12>No.16でした。
2018年1月26日現在、すべて枯れていることがわかりました。よって、寒さに耐えられないことが判明。うちではアボカドの複数年栽培は難しいことがわかりました。
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