トップページ > 熱帯果樹の最短収穫 > アボカドの形と表面の観察 > アボカドの種の観察と播種 > アボカドNo.8の実生栽培
種の底部に紐状のものが付いていたペルー産アボカド(No.8)の実生栽培
ペルー産のアボカドの実生(No.8)は、割ってみたら色が変色していました。熟成が進みすぎたのか、元々そういう品種なのかはわかりませんが、味は普通でした。ペルー産のNo.7と似たような果実と種ですが、種の底部に紐のようなものが付いていました。皮を剝くと取れました。アパートのベランダで鉢植えしています。
ペルー | |
タネのタキイの野菜と花の培養土 | |
プラスチック鉢 | |
ベランダ | |
2016年9月28日 | |
1日1回 | |
液肥(花工場) | |
なし |
2016年9月26日

触ると軟らかく凹むので、そろそろ食べます。
2016年9月26日

割ってみると傷んでいる感じに見えましたが、味に問題はありませんでした。
2016年9月26日

背景を変えて撮影。背景色によって色合いが変わります。この写真の方が種の表面状態がわかりやすいです。
2016年9月26日

底部に紐のような繊維が付いています。
2016年9月26日

割った後に合わせて撮影。緑の中に黒が増えてきています。
2016年9月26日

底部に紐が付いています。
2016年9月26日

側面には独特の模様が入っています。見ようによっては花の蕾や筍に似ています(厳密には異なります!)。
2016年9月26日

用いたすべてのアボカドの中で、種に繊維が付いてきたのはこのNo.8だけです。
2016年9月26日

皮は剝けやすかったです。
2016年9月26日

横から見ると良い形をしています。
2016年9月26日

底部が少し凹んでいるように見えます。
2016年9月26日

立てると安定しています。
2016年9月26日

鉢に培養土を入れて、種を立てて3分の2ぐらい埋めました。このあと、種の皮も置きました。
2016年10月9日

埋めてから11日経過しました。特に変化は見られません。
2016年10月10日

今のところ、No.7のような頂部の変色どころか、白色が全く変色していません。
2016年10月13日

割れ目が広がってきました。根が出て始めている気配です。
2016年10月28日8:01

割れ目がさらに広がってきました。
2016年10月28日8:01

鉢の下から根が出てきているのが確認できました。
2016年10月28日14:22

午後には芽が割れ目の中にかすかに見えてきました。
2016年10月28日10:54

割れ目から芽が表面に出てきました。
2016年11月1日

百均で買ってきた6号鉢に植え替えます。
2016年11月1日

鉢から土ごと左手の上にひっくり返してみたところ、根が1本伸びています。
2016年11月1日

野菜と花の培養土を補って植え替えました。
2016年11月1日

芽は昨日よりも少し伸びています。
2016年11月3日

芽がはっきりしてきました。
2016年11月17日

2週間のうちに芽がけっこう伸びてきました。
2016年11月21日

何者かに葉っぱを少し喰われていました。
2016年11月28日

1週間でだいぶ生長しました。
2016年12月17日

葉っぱが大きくなりました。このアボカドはペルー産でしたが、メキシコ産のNo.1やNo.2の葉っぱとはちょっと違っています。違う品種であってくれればいいのですが、そうでなかったとしても少し違えば開花のタイミングもずれるかもしれないので、Aタイプだけでも授粉(受粉)がうまくいくかもしれないと期待してしまいます。
2016年12月22日

鉢の下から根が出てきたので、根鉢を持ち上げて、鉢の中に野菜と花の培養土を敷いてから元に戻しました。これによって、しばらくは大丈夫だと思います。
2017年1月13日

No.1やNo.2とは品種が違うのでしょうか。葉っぱが大きくて綺麗です。No.1とNo.2は葉っぱがよく似ていますが、全く同じかといえばそうでもありません。しかし、No.8は見かけがだいぶ違います。
2017年4月27日

葉っぱが古くなって斑点が入っていますが、概ね順調に生長しています。このアボカドはペルー産なので、ほとんどメキシコ産の中で異色です。無事に育ってほしいです。
2017年6月18日

この実生苗は葉っぱが大きくて、日光が当たると輝いて見えるので、観葉植物として私は気に入っています。
2017年6月18日

葉っぱは長さが25〜30cmあって見栄えがします。私が育てたアボカドの実生の中では、このNo.8が一番のお気に入りです。
2017年8月19日

下の方の葉っぱがどんどん落ちて、今では上3分の1しか葉っぱは付いていません。ベランダに出すと暑さで先端が萎れて葉っぱにダメージがあります。
2018年3月1日

上から下まで緑色は消えて褐色になりました。冬の寒さで枯れました。
これまでのまとめと今後の予定
このNo.8もNo.7同様、ペルー産のアボカドとなっていました。果肉はけっこう軟らかくなっていて、色も黒っぽくなっているところもありました。種に紐状のものが付いていたのが特徴的です。日本に売られているアボカドはほとんどメキシコ産らしいので、ペルー産のアボカドNo.7とNo.8には、どちらか片方でもいいので発芽してほしいです。
10月13日の夕方現在、割れ目が広がっているのに気付きました。根が生えてきていると考えられます。このままいけば発芽してくれそうです。
2016年10月28日の朝、鉢の下から根が出てきているのが確認できました。やはり、割れ目が広がるのは発根が始まっているからだというのは間違いなさそうです。
2016年10月28日午後、ついに割れ目の中に芽があるのが確認できました。午後には表面に出てきました。
2016年12月22日朝に、鉢に土を追加しました。鉢の底から根が出てきていたからです。
2017年4月27日現在、順調に育ってきています。
2017年8月19日現在、夏場にかけて葉っぱがだいぶ落ちていきましたが、今では上にしか葉っぱがありません。観葉植物としてはちょっとかっこわるいです。
2018年3月1日現在、完全に枯れました。よって、処分しました。やはり寒さには耐えられませんでした。この葉っぱが大きいタイプのアボカドは特に寒さに弱く、室内での冬越もうまくいかないようです。
→ 観葉植物としてのアボカドの実生苗
Tweet
