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表皮が少し赤っぽいアボカド(No.4)の実生の栽培
アパートのベランダで鉢植えしているアボカドの実生(No.4)の栽培記録です。このNo.4のアボカドは熟成していると表皮が赤っぽくなってきました。他のアボカドが熟成で黒っぽくなっていくのとは異なります。変わっているのでぜひとも発芽してほしいと思います。実生を育ててみたいです。
メキシコ | |
タネのタキイの野菜と花の培養土 | |
プラスチック鉢 | |
ベランダ | |
2016年9月21日 | |
1日1回 | |
液肥 | |
なし |
2016年9月21日

表皮が熟成によって赤っぽくなってきました。
2016年9月21日

丸い大きな種が入っています。
2016年9月21日

果肉に対して種が大きいです。
2016年9月21日

種を外しました。
2016年9月21日

油分が多いのでヌルヌルしています。
2016年9月21日

アボカドNo.4を使ったサラダ
2016年9月21日

ティッシュペーパーで拭き取りました。この種には模様はあまり入っていません。ツルツルしています。
2016年9月22日

種の底面。
2016年9月22日

アボカドNo.4を使った沼サンド
2016年9月22日

カッターナイフで皮を持ち上げて、指で剥ぎ取りました。
2016年9月22日

鉢に培養土を入れて3分の2ほど埋め込みました。
2016年9月22日

種の皮も載せました。
2016年10月9日

種を持ち上げてみましたが、根は出ていませんでした。少し深く埋めました。植えてから半月経過しました。種の割れ目がだんだん広がってきました。No.2のように芽が出てくる兆候でしょうか。
2016年10月10日

No.7のような頂部の変色は見られません。
2016年10月13日

ひび割れが少し広がっているように見えます。
2016年10月28日

種の割れ目がだいぶ広がってきました。
2016年10月28日

鉢の下部を見てみたら、根が出てきていました。あとは上から芽が出て来るのがいつになるかです。
2016年11月1日

植え替える直前。
2016年11月1日

根が少し伸びました。
2016年11月1日

プラスチックの6号鉢に植え替えました。
2016年11月1日

割れ目は4日前と比べてもあまり変化していません。
2016年11月8日

カッターで割れていないところを開いてやろうと思います。芽が閉じ込められている感じがするからです。
2016年11月8日

右半分がパカッと割れました。左側の割れ目の間に赤い芽が確認できました。アボカドの種の頂部を5mmほど切り落とす意味がわかりました。芽を種の真ん中から上に出させるためですね、おそらく。
2016年11月25日

赤い芽が茶色になっています。枯れかけているように見えます。
2016年11月25日

鉢の下から出てきている根が腐っていました。これが新芽が枯れかけている原因でしょうか。このあと、土を補充しました。
2016年11月28日

芽の生長が止まっているように見えます。枯れるかもしれません。
2016年12月3日

芽の先端がつぶれているようにも見えます。
2017年1月13日

亀裂がかなり広がってきています。しかし、芽が伸びたわけではありません。
2017年4月15日

芽は枯れてなくなっています。ベランダでは冬の寒さに耐えられませんでした。このまま置いていても芽が出ない可能性があります。種の双葉にはクロロフィルが若干生成して緑っぽくなっています。
2017年4月28日

左からNo.4, No.5, No.6, No.9のアボカドの種。芽は冬の寒さで枯れてしまいましたが、根はけっこう張っていました。これらを1つの鉢にまとめました。土は「花と野菜のかる〜い培養土」を使いました。
2017年4月28日

1つの鉢にまとめた冬の寒さで芽が枯れたアボカドの種。左上から反時計回りにNo.4, No.6, No.9, No.5。土はDCMブランドの「花と野菜のかる〜い培養土」。
2017年4月28日

ベランダに置いた4個寄せ植えのアボカドの種。左上から反時計回りにNo.5, No.4, No.6, No.9。芽は出て来ない可能性もあります。
2017年5月29日

フェイジョアの実生を植えている鉢の中身をこの鉢に移す必要が生じたので、根鉢事ごとプランターに移しました。No.4は右上。しばらくしたら4個とも処分すると思います。
2017年5月30日

No.4はNo.5同様、いい感じで緑色になっています。しかし、芽が出て来る気配が全くありません。
2017年5月30日

ほとんど変化がないので処分します。やはり芽が枯れると次が出てきにくいといえます。
2017年5月30日

分解しました。No.5同様、クロロフィルが生成していてきれいだったのですが、芽が再び出て来るのは難しかったようです。これでNo.4の種の栽培は終了です。
これまでのまとめと今後の予定
メキシコ産のアボカドですが、表面の色がほかのアボカドとは少し異なっていました。だからといって品種が異なるとは限らないのですが、このアボカドはぜひとも発芽してほしいアボカドの1つです。
2016年10月28日、鉢の下から根が出てきているのに気付きました。どうやら発芽してくれそうです。
2017年4月15日現在、すでに出ていた芽は枯れてなくなり、別の芽が出て来る様子もありません。この種はあまり期待できないかもしれません。この感じでは、発芽実験としてはうまくいかなかったという結果になりそうです。原因はベランダの寒さです。
2017年4月28日現在、このままでは埒があかないと思い、似たような状況の4個を1つの鉢にまとめました。双葉の広がり(亀裂の幅)は下から3分の1ぐらいのところにある芯の部分から出ている根の太さに相当します。芽が出てくる可能性は低いかもしれません。しばらく様子見ます。
2017年5月30日、No.4, No.5, No.6, No.9の4個は処分しました。これでこれら4個の栽培は終了です。No.4とNo.5でわかったことは、種によってはクロロフィルがたくさん生成するということです。クロロフィルにはマグネシウムMgが必要なので、それがNo.4とNo.5には多かったのか、それとも日光がよく当たったからなのか、そのあたりはよく判りませんが、少なくとも根が出ていない種で緑色になった例はないので、緑変は生長していることの根拠の一つとしては使えそうです。
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