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3つに割れたアボカドの種(No.13)の水耕栽培

ニュージーランド産のアボカド(通算3個目)の種が3つに割れていたので珍しいと思い、PETボトルで作った容器で水栽培してみることにしました。果実の形は西洋ナシ型、これをNo.13とします。

アボカドの水耕栽培の条件

項 目
内 容
アボカドの原産国
ニュージーランド
用いた土
土ではなく水道水
コンテナ
キッチンばさみで上部3分の1あたりを切り離した500ミリリットルのPETボトルを組み立てて使用。
場 所
アパートの室内の窓辺。
水耕栽培開始日時
2016年10月27日
水の交換
1日1回

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

ニュージーランド産のアボカド3個目です。128円+税でした。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

西洋ナシ型の果実に丸い種が入っていました。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

種の底部は少し盛り上がっているように見えます。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

でも、テーブルの上で立ちました。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

種の皮の模様は面白いです。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

皮を剝いてみると、割れ目の入り方が変わっています。ベンツのマークのように3等分されています。普通は種は半分に割れているので、この種の割れ目の入り方は珍しいと思います。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

底部が少し盛り上がっているように見えます。切らずにそのまま用いることにしました。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

皮は簡単に剥がれました。No.6だけがポロポロと断片化しましたが、あとの種は剥きやすかったです。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

PETボトルで作った容器にセットしました。

2016年10月27日

アボカド
アボカドNo.13

赤い点ができてきました。だいたい皮を剝く時にカッターナイフで傷がつくと赤くなりますが、それではないような感じです。

2016年10月28日

アボカド
アボカドNo.13

だんだん赤いところが広がってきました。

2016年10月29日

アボカド
アボカドNo.13

赤い部分が三角形になってきました。面白い現象です。

2016年11月12日

アボカド
アボカドNo.13

2016年11月10日にNo.10を鉢植えにしたので、空いたPETボトルはNo.13の種を載せました。種は赤かったところが黒くなっています。

2016年12月1日

アボカド
アボカドNo.13

ほとんど変化がないので、底面を2mmほど包丁で切り落とすことにしました。No.17の方が先にうまくいったからです。

2016年12月1日

アボカド
アボカドNo.13

底部を2mmほど、頂部を5mmほど切り落としました。

2016年12月1日

アボカド
アボカドNo.13

頂部の割れ目はきれいには入っていなくて、表面付近しか割れていないように見えます。

2016年12月1日

アボカド
アボカドNo.13

この種は120°の角度のY字形に割れ目が入っていて、珍しい種だと思っていたのですが、今後、割れてくるのか疑問です。だからこそ面白いので水栽培を続行します。

2016年12月1日

アボカド
アボカドNo.13

底部からも根が出てきてくれるのか疑問です。

2016年12月23日

アボカド
アボカドNo.13

ベンツのマークのようになっています。

2016年12月23日

アボカド
アボカドNo.13

底部は少しぬめりが付いています。何だか腐りそうな予感。

2017年3月2日

アボカド
アボカドNo.13

頂部の切断面はほとんど変化ありません。この種は発芽しないような気がします。

2017年3月2日

アボカド
アボカドNo.13

表面がぬめっています。水栽培に限界を感じたので、土に植えることにします。

2017年3月2日

アボカド
アボカドNo.13

大きな鉢の右側に埋めました。ダイダイの横です。

2017年3月2日

アボカド
アボカドNo.13

写真中央の1個がNo.13です。その左がNo.20です。

結局、この3ヶ月後の5月30日現在、発芽は見られません。よって、この種は発芽しないようです。

2017年6月3日

アボカド
アボカドNo.13

芽が出ていません。これから地植えします。植え替える時に根が出ているかチェックします。

2017年6月3日

アボカド
アボカドNo.13

最も左側がNo.20で、そこから時計回りに90°回った位置にあったNo.13は、地植えする時に約135°半時計回りに移動した位置に植えました。根が出ていなかったので、移動しました。

2017年7月1日

タヌキに掘り返されてだいぶ左側に埋まっていました。芽は出ていませんでした。もうこれ以上の追跡はしないことにします。この奇形の種は発芽しなかったということになります。

2018年1月26日

アボカド
アボカドNo.13

すべて枯れていました。写真中央辺りがアボカドNo.13が含まれているグループ(写真左下はアボカドCなどの別のグループ)。


まとめと今後の予定

ニュージーランド産のアボカド通算3個目になります。種が3つに均等に割れていたので、珍しいと思い、水耕栽培してみようと思いました。種の頂上部分に空気で酸化されて赤っぽい色素が生成してきました。No.12より1日遅いのに、赤くなったところの面積が広いです。このような顕著な変色はNo.1〜No.12では見られませんでしたので、興味深いです。割れ目の入り方といい、赤色の色素の広がり方といい、いろいろと変わっている種ですので、じっくり観察していきたいと思います。

水栽培を始めて1ヶ月経ちましたが、ほとんど変化がありません。そこで2016年12月1日に種の頂部と底部を切り落としました。これまで見てきた感じでは、No.15, No.16でも見られるように、半分に割れていない種は発芽がうまくいかないような気がしています。まだわかりませんが、アボカドの種を発芽用に用いるならば、きれいに半分に割れ目が入っている種の方が無難な感じがします。

2017年3月2日に大きな鉢に移植しました。根は出ていません。切断面にヌルヌルが付いていました。

2017年5月30日現在、No.13の種に発芽は見られませんでした。よって、この種は発芽しないという結果になりそうです。それでも、No.1からNo.24までの種の中で、No.3は例外としても、全く発芽しなかったのは、このNo.13とNo.20だけでした。アボカドの種の発芽率はかなり高いといえそうです。

2017年6月3日現在、No.13は全く発根していませんでした。この種の発芽は難しいようです。やはりベンツのエンブレムのような形をしているからでしょう。割れていないので、芽が出て来ることができません。

2018年1月26日現在、寄せ植えがすべて枯れているのが確認されました。よって、うちの気候ではアボカドの露地栽培は無理そうです。







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