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アボカド(No.1)の実生の栽培
実家の庭で鉢の中に播種していたら発芽しました。これをNo.1としてアボカドの実生を栽培します。越冬がうまくいくならば花が咲き実が生るまで何年かかるか検討してみる予定です。最終的には熱帯果実の最短収穫につながってくれれば理想的です。
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2015年10月18日 | |
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アボカドNo.1
2015年10月18日

実家で食べたアボカドの種
2015年10月18日

皮を剝いて野菜と花の培養土に埋めました。平たい方を下にします。
2015年11月21日

1ヶ月経っても発芽はしていません。
2015年11月22日

もう1個の種と並べて1鉢に2個埋めることにしました。
2015年11月22日

左が元からあった方。右が新しい方。
2016年4月9日

植え直してから4ヶ月半経ちましたが、まだ発芽していません。
2016年5月3日

さらに1ヶ月経って、2本とも発芽しました(前の写真とは左右が逆転しているので注意!)。最初に植えた種は発芽するのに7ヶ月、2個目の種は6ヶ月かかりました。
2016年6月4日

最初の種は発芽して順調に生長しています。2つ目の種は生長が遅いです。
2016年7月2日

2本とも育っています。
2016年8月13日

2本とも1ヶ月前より大きく育っています。
2016年9月23日

2つ目の種の方(遅れて生長していた方)は枯れてしまいました。掘り起こして根の張り具合の観察を行いました。
2016年9月24日

現在は最初の種から発芽した実生苗1本だけです。
2016年9月25日

一回り大きい鉢に植え替えました。
2016年10月17日

アパートのベランダにNo.1は運んできました。これですべてのアボカドの実生は一括管理できます。
2016年11月1日

先端が切れていて、ここのところ生長が止まっているのですが、だんだん新芽が出てきつつあります。
2016年11月6日

少しずつ伸びてきています。
2016年11月17日

新芽が一時停滞していましたが伸び始めました。
2016年12月16日

12月16日の朝はかなり冷え込んで、アボカドの新しい葉っぱは萎れてしまいました。この日は室内に入れておきました。
2016年12月17日

萎れていた葉っぱが復活しました。私の栽培している熱帯果樹の中では最も寒さに弱いのはパッションフルーツですが、その次はアボカドのようです。グァバの発芽した小さな苗も寒さで枯れました。
2017年1月13日

窓ガラスの照り返しで葉っぱが焼けてしまいました。その部分は取り除きました。新芽は順調に伸びています。
2017年4月14日

3ヶ月前と比べると、下の葉っぱが落ちて、上にT字型に枝が出てきました。丈も少し高くなりました。
2017年4月27日

20本以上発芽している中で、唯一、枝が出てきている実生苗です。葉っぱの生長も順調です。
2017年6月18日

葉っぱの大きさは普通です。この手の葉っぱは少し厚く、そのためか固いです。太陽光が当たっても、あまり輝きません。若い葉はまだ光の透過性はあります。
2017年6月18日

すべての実生苗の中で、唯一T字型に分岐しています。
2017年8月19日

先端の葉っぱが暑さで焼けて葉っぱが大きくなろうとしているのを妨げています。そのため、葉っぱが平ではなく、歪になっています。
2018年1月18日

2018年1月10日の寒波の時にベランダに置いていたところ、その後弱ってきて、枯れそうです。割と寒さには強い印象だったのですが、氷点下になるとさすがに枯れるようです。復活は難しいでしょう。
2018年1月18日

2018年3月1日現在、完全に枯れたようです。3月7日に完全に処分しました 。
これまでのまとめと今後の予定
2015年10月18日に植えた種が半年以上経った2016年5月3日にやっと発芽しました。このようにもうだめかなと思っても待ち続けると発芽することがあるようです。普通ならもう処分していてもおかしくない長い待ち時間です。しかし、実家で植えた種3個のうち2個しか発芽しませんでした。また、発芽した実生苗2本のうち1本は枯れてしまいました。よって、全部が発芽するわけではないということと、発芽してある程度育った段階でも枯れることがあるということがわかりました。この2本のうちの1本が枯れた時期はとても暑い8月〜9月ですので、もしかしたら水切れがあったのかもしれません。1本生き残るために自然淘汰されたのかもしれません。この犠牲のもとに残った1本は大切に育てようと思います。そして、2016年10月に発芽したNo.2とあわせて最低2本は確保できています。でも、枯れるかもしれないので、あと数本は発芽してほしいです。できれば、No.6, No.7, No.8あたりがいいというのが私の希望です。このNo.1の苗のこれまでの生長を見ていると、アボカドはパッションフルーツやグァバのような他の熱帯果樹同様、生長速度がけっこう速いのがわかります。
2017年4月14日時点では、最上部の両側に枝が出てきています。下の方の葉っぱは全部落ちていますが、葉っぱが付いていたところには新芽がたくさなります。
2017年4月27日現在、葉っぱの生長も順調で、すべての実生苗の中でNo.8と並んで期待している苗木です。
2017年4月14日現在、樹形に変化はありませんが、茎の先端の若葉が熱でやられて枯れてきています。ベランダに置いている限り、仕方ないです。
→ 観葉植物としてのアボカドの実生苗
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