二日酔いにおける柿の効能
A persimmon is effective for recovery from hangover
お酒を飲んだ時や二日酔いには柿を食べるとよいと言われます。効果的な成分は、タンニンとカタラーゼといわれています。期待できる効果を具体的に書くと、タンニンが胃の粘膜を収縮させてアルコールの吸収を穏やかにすることと、カタラーゼなどの酵素がアルコールの代謝を活発にしてくれることです。柿はビタミンCも豊富です。柿100gにつき70mg含まれています。だから一般的な1日必要量が50mgとすると1個200gの柿なら半分でもよいことになります。
別の説もあります。つまり、タンニンはアルコールそのもの、およびアセトアルデヒドと結合して体外への排出を促すというものです。いずれにしても、二日酔いには有効です。あおし柿をつくる時、エタノールを少量使うのもそういうことでしょうね。
ただビタミンCの1日必要量は200mgとすベキという説もあり、これだと前述の50mgの4倍です。風邪をひいた時にはビタミンCが必要ですが、喫煙者はビタミンCを多く消費しますので、更に必要とします。いずれにしても、柿の季節には最低1個を食べれば十分ということになります。