アボカドの皮がまだ固くても傷んでいないとは限らないというお話

こんにちは。熊の実です。

日本に輸入されてくるアボカドは、ほとんどがメキシコ産ですが、たまにニュージーランド産とかペルー産とかみかけたことはあります。でも、ほとんどハスという品種です。輸入の間にも長持ちする品種だからです。このハス種は熟成が進むと皮が緑⇒赤褐色→黒と変化してきます。最初は緑で固いのですが、まだ固いからと思っているとすでに傷んでいて食べられないことがあります。

2月14日に買ってきたメキシコ産アボカド3個

アボカド3個
メキシコ産アボカド3個
アボカド3個
メキシコ産アボカド3個
アボカド3個
メキシコ産アボカド3個

今回、初めて食べるタイミングを失敗しました。腐ったらこうなるというのがわかりました。

1個目のアボカドの断面
2月17日
2個目のアボカドの断面
2月18日
3個目のアボカドの断面
2月19日

17日、18日、19日と、3日連続で食べたのですが、19日に割ったアボカドはかなり傷んでいました。ちょっと変なにおいがしていました。買ってきた2月14日時点で触った感じでは最も固かったにもかかわらず、です。よって、固いからといって待つのではなく、変色の度合いが大きいものから食べるべきだと思いました。1個目のようにまだ少し固いかなという感じであっても、割ってみるとちょうど良かったりします。2個目の赤っぽい皮のものは果柄の付近が若干酸化されて黒っぽくなっているのが確認できます。それでも食べる分には全く問題ありませんでした。これまでたくさんのアボカドを食べてきましたが、3個目のように腐乱臭が若干するまでに熟成してしまったのは初めてでした。

この3個目のアボカドの見た目の特徴は、皮の表面が最もガサガサしていたことです。触っても固い感触でした。まだ大丈夫かと思って最後に回したのですが、割ってみると写真の通りです。これまで割った中で最も傷んでいるといえるアボカドです。よって、触った感触ではなく、冒頭の写真で右側から時計回りの順番で食べればよかったということになります。触感より色です。

よって、まだ緑っぽいからといって安心できません。触って少しでも柔らかい感じがあったら早めに食べた方がよさそうです。そういう意味では表面がツルツルのアボカドの方が無難な感じがします。

失敗したからといってただ無駄にするわけにはいきません。果実の形と種の大きさについて再現性を見てみました。

1個目のアボカドの種
1個目のアボカドの種
アボカド1個目の断面
2個目のアボカドの種
2個目のアボカドの種
アボカド2個目の断面
3個目のアボカドの種
3個目のアボカドの種
アボカド3個目の断面

やはり、丸いアボカドは果実に占める種の割合が大きいということが先に示した断面からもわかります。2個目のアボカドは3つの中では最も小さかったのですが、種の大きさは最も大きいものでした。

これで、真球に近い形の果実は種も丸くて大きいという傾向があることはほぼ間違いないと言っていいと思います。大きい種が欲しいならともかく、果肉の割合が多い(コスパの高い)のを選びたいなら真球に近いような丸い個体は避けて縦長の洋なし型がいいと思います。長い分、果肉が多いですし、種の形も縦長の場合があります。それと、これは感覚的なものですが、皮はデコボコよりもツルツルの方が個人的にはいいような気がしています。デコボコしている皮は固いかもしれません。だから押してもわからなかったのではないでしょうか(それについては未確認ですので、いつか検討します)。参考までに。

次回はちょっと不自然な大きなシワが表面にできているアボカドについて、食べた結果を書きたいと思います。

それでは、また。







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