果柄の取れた渋柿で干し柿を作る方法
How to make Hoshigaki using a sour persimmon whose gynophore has come off
つくりやすさ | ★★☆☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
近所のスーパーから渋柿を買ってきました。干し柿にするためです。皮を剥いて紐でつるします。そのとき、果柄が取れてしまうことがあります。そうすると、紐でつるすことができません。そこで、一工夫。吊るす方法を紹介します。この方法によって、30個の渋柿全部で干し柿の仕込みはできました。
果柄が取れてしまいました。
(2014年11月7日)
へたの回りの皮を1周剥きます。
(2014年11月7日)
そのあと全部剝きます。
(2014年11月7日)
残った皮の外側の輪郭に沿って、包丁で切り込みを1周入れます。あまり深く切り込みをいれると、へたが捥げてしまうので注意。
(2014年11月7日)
そのあと、2mmほど外側に切り込みを1周入れます。並行にではなく、鋭角気味に入れれば、取り外しが楽です。
(2014年11月7日)
包丁で2mm幅の果肉を引きずり出して1周します。
(2014年11月7日)
こんな感じで溝ができます。
(2014年11月7日)
そこに、紐を嵌め込みます。
(2014年11月7日)
切り込みに沿って紐を埋め込んだら、へたを軽く縛ります。あまりきつく縛るとへたが取れてしまうかもしれません。
(2014年11月7日)
こんな感じで天日干しすることができます。へたの部分に切り込みを入れて紐を回した成功例(1)
(2014年11月7日)
へたの部分に切り込みを入れて紐を回した成功例(2)
(2014年11月7日)
へたの部分に切り込みを入れて紐を回した成功例(3)
(2014年11月7日)
果柄がとれてしまったからといって、その渋柿を捨ててしまうのはもったいないです。有効利用する私流のやりかたを紹介しました。
この方法で作った干し柿5〜6個の中に1個だけ、へたの部分の内部が若干酸っぱくなっているのがありました。そういう意味ではこの方法も万能ではないといえますが、残りの柿はOKでしたから、干す前に捨てるよりマシということで、良しとしましょう。