Mavericksの不具合

Mac OS X Mavericks(10.9)の不具合

Malfunction of Mac OS X 10.9 Mavericks

私はMacユーザーで、OSをMavericks(Version 10.9)に2013年10月23日にアップデートしました。今後も使い続けていくつもりですが、仕事でMicrosoft Officeを使っていて、OSがMavericksになったことによる不具合についていくつか気付きました。そこで、ふだんから書き留めておいたことを箇条書きで下に記します。

OSX 10.9時点

(1)キーボードのcommand+Cで表のセルをコピーしてペーストしたとき、メニューバーの「編集」のところでは次にコピーがきかなくなってしまう。しかし、command+Vでペーストできる。再立ち上げすると戻るが、同じことの繰り返しになる。

(2)Time Machineでバックアップ中にデスクトップの右上のメニューバーに現れる半時計回りに回る矢印が、Mavericksでは動かない(Snow Leopardでは問題なく動くのに)。

(3)ウェブページをPDFにした際に、そのPDFファイルの単語を選んで右クリックで「Googleで検索」した場合、またはコピーペーストした場合に、選択箇所がどくろマークで表示/ペーストされることがある。これは、サイトにも依存するようで、問題なくうまくいく時もある。PDFの単語を選んで右クリックでGoogle検索しようとしても、ドクロマークなので検索不能

(4)オングストローム(大文字のAの上に小さい○をつけた単位)が打てない

(5)PowerPointの図の移動の際に、画面を拡大すると選んでいる図が動かなくなることがある。その時は、その拡大した画面でもう一度選び直す。

(6)PowerPointの前面移動と背面移動がきかないことがある。

(7)Safariの使用中にスクロールが固まる、クリックしても動かないことがある。

(8)Safariのページの表示が遅い。また、Safari画面が進みすぎるのか、白くなる。

(9)Yahoo!メールで添付ファイルを添付できなかった。Snow Leopardから見た場合と画面が異なった。結局Snow Leopardから添付ファイルを送った。

(10)ウェブサイトのPDFファイルのダウンロードがうまくいかないことがある(へんな模様が入ったり、黒くなったり)。

(11)フォルダ内のファイルリストのスクロールが固まることがある。これは(7)とも関係?

(12)PowerPointの図をWordへのコピーペーストするとき、「形式を選択してペースト」ではなく単にペーストを選んでしまうと、2回目からは「形式を選択してペースト」ができなくなることがある。

(13)「ユーザ辞書を編集」の使い方が変わった。人によっては使いにくくなった。

(14)PDFの文書の単語をカーソルで選択するとスペースが空いてずれることがある。Safariでウェブサイトを閲覧中にも起こることがある。

(15)Wordでscroll中(テキストを選択中)に、突然止まる(固まる)ことがある。

(16)Yahooブログのテキストの行がプロポーショナルになっていなくて、右端がギザキザになっている。文章中のリンクがずれる、など。これらは、SnowLeopardでは見られない現象。

(17)立ち上げた時、デスクトップのメニューバーが透明になっていた。文字はそのままあったが、アップルマークが透明になっていた。そこにカーソルをもっていき、クリックするとアップルマークが現れ、プルダウンも現れた。これらは再起動で元に戻った。

(18)Time Machineでバックアップ中に、本体がスリープになって、再び立ち上げた時、元々青色だった進捗度を表す棒グラフがグレーアウトしたままで青色には戻らない。動いてはいるので、書き込みは進行している。
(19)Macを起動直後にSafariを立ち上げたとき、Googleで検索しようと文字を入力しても、2分ぐらい文字が画面に現れない。ほぼフリーズしている感じであるが、待てば動き出す。

しかし、Mavericksには良い点もたくさんあることを忘れてはなりません。

Mavericksの良い点

フォルダ内の複数のファイルの全部を上書き保存しなくてよくなったことが非常に助かります。変更分、追加分だけセレクトして上書きできるところが非常に楽です。

iCloudが使えるところも、Snow Leopardより優れています。

PDFの図のコピペができたりできなかったりしたが、OS 10.9.2ではできるようになっているようです(どのOSの時点でどうだったか、また、たまたまそうだったのか、うろ覚えですが・・・・)。

Mountain Lionの欠点がMavericksで改善された点:

Mountain Lionでは、スリープから覚めるとメニューバーが黒くなることがあったが、Mavericksではそれがなくなったこと。

最後に

OSX 10.9.2(2014.2.28アップデート済み)では、上記のOSX 10.9時点での欠点のうち、解消されているものもあると思います。また、新しく出てきた欠点もあるかもしれません(今のところ確認できていませんが)。また、使っているマシンの個体差もあるかもしれませんので、私のMacではそのような現象があっても、他人のMacではそうならない事もあるかもしれません。そのあたりのことは自分で判断してください。上記のことはあくまでも参考までということでお願いします。

私はこれからもMacユーザーでいくつもりです。

追記(2018年4月15日現在)

次のようなポップアップウィンドウがサイトによっては出るようになってしまって、Weblioなどが使いにくくなってしまいました。

stags.bluekai.comなどのpop up window

私の場合はこの他に5種類、合計6種類出ました。それぞれ出るサイトは違っていて、そのサイト特有です。これはMavericksに特に顕著だという記述をネット上で見つけました。そして、OSをMavericksからアップデートすれば出なくなるかもしれないとも書いてありました。そこに一縷の望みを見出しました。そこで、2018年4月にSierraに、そしてHigh Sierraにアップデートしました。その結果、この問題は解決しました。

また、ファイルをフォルダに入れる時に、瞬時に入らず、カーソルがぐるぐる回り続けてひどい時は数分かかったりするという症状もMavericksで出ていましたが、Sierraにアップデートしたらサクサク動くようになり、解決しました。もちろんHigh Sierraでもそうです。また、El Capitanまでしか使えないと思っていたAdobe Dreamweaver CS5もAdobe Dreamweaver CS5もAdobe Photoshop elements 8もSierra、High Sierraで使えるようになっていました。これで私がMacBook Pro MD101J/AでOSをMavericksに拘泥していた理由が完全になくなり、最新のOSに脱却できました。

感じたことは、食わず嫌いはいけないということです。やはり、最新のOSにすることはいろいろとメリットがあります。もちろん、自分にとって何が最善かというのは人によって違うと思いますが、私の場合はHTMLサイトを運営している関係で、どうしてもAdobe Dreamweaver CS5とAdobe Dreamweaver CS5とAdobe Photoshop elements 8を使いたかったので、いろいろな制約の中でMavericksにせざるを得なかったのですが、Adobe製品を使えなくなることよりも、変なポップアップウィンドウが現れることの方が我慢できなくなったのがきっかけになり、High Sierraにアップデートすることを決心しました。結果的には、これが最善の策となりました。私はスマホは持っていないのですが、High SierraでSiriも使えるので楽しんでいます。

それでは、また。







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