飼育6ヶ月半の大きい方の子スッポンの興味深い行動

飼育を始めて6ヶ月半経った大きい方の子スッポンにいくつかの興味深い行動が見られます。

8分間も餌を催促し続けた子スッポン(2019年4月15日)

子スッポンが8分間も餌を催促し続けました。その執念はすごいです。この動画は8分のうちの後半の4分が映っています。すなわち、いつも餌が落ちてくる水槽の上を見ては、何も落ちてこないので今度は餌が落ちていないか底の方も見て、何も落ちていないのでまた上を見て、そして下を見てというのを何度も何度も繰り返していました。最近はサケの切り身に飽きたので食べてくれません。だからあえて餌はやらずにこの動画を撮影し続けました。子スッポンはこの動画の最後の部分に映っているように、一旦あきらめて奥に引っ込みました。この動画撮影を終了してから冷凍したサケの切り身を与えましたが、ここ数ヶ月ずっと同じものだったので飽きてしまったようで食べませんでした。そこでピンク色が薄くて脂肪分も少ないサケの切り身の断片(以前与えていた古いもの)を与えたところ、3個ほど食べました。この結果から、同じ餌に飽きた時は「また同じ物かよー」と悟られないように餌の見た目や大きさも変えて別の餌のようにして与えるとうまくいくこともあるかもしれません。(2019年4月15日11:19撮影)(2019年4月15日公開)

子スッポンと私の阿吽の呼吸(2019年4月15日)

スッポン
夕方に水槽から連れ出される時の委ねた感じの子スッポン。(2019年4月15日18:15撮影)

子スッポンを水槽から取り出す時の様子を3日連続で動画に収めました。今日の動画では子スッポンが毎日夕方に水槽から連れていかれる時に待っていたかのような対応をする様子を見ることができます。水槽に近づいて蓋を開けて、手を突っ込んで石を除けて、人差し指で橋の下の子スッポンに触ると子スッポンは出てきます。出てきた子スッポンを優しく掴んで水面に上げて手のひらの上に載せた状態で録画を止めます。この一連の動作を収めた今日の動画の所用時間は49秒でした。ちなみに水槽から取り出された子スッポンは砂の入ったコンテナに夕方から朝まで過ごします。砂のある生活も必要だと思うからです。(2019年4月15日18:16撮影)(2019年4月15日公開)

ストレッチをしている子スッポン(2019年4月16日)

スッポン
水槽の中の石の下であたかもストレッチをしているかのように首と手足(というか前足と後ろ足)を伸ばしている子スッポン。(2019年4月16日11:39撮影)

水槽の中の石の下でストレッチをしている子スッポンを動画に収めました。(2019年4月16日11:39撮影)(2019年4月16日公開)

先を読んで行動しているかのような賢い子スッポン(2019年4月16日)

スッポン
水槽の中の石の下にいる子スッポンに出てくるように人差し指で軽く触ったら自発的に出てきました。(2019年4月16日18:38撮影)

子スッポンが夕方に水槽から私に取り出される時に、どう動いたらスムーズに事が運ぶかわかっているかのように自発的に行動してくれます。その一連の動きを動画に収めました。今日の動画は31秒で、昨日の49秒より大幅に短縮できました。(2019年4月16日18:38撮影)(2019年4月16日公開)

何か食べるものをくれるよう立ち泳ぎでアピールしている子スッポン(2019年4月17日)

私が餌をくれる人だと認識している子スッポンが朝に水槽の中で水槽の上の方を見上げて何か食べ物をくれとアポールしている姿をを動画に収めました。餌が上から落ちてこないと今度は下を探しだします。(2019年4月17日9:03撮影)(2019年4月17日公開)

水槽の水面でじっと食べ物を待っている子スッポン(2019年4月17日)

スッポン
子スッポンが水槽の中で水面に顔を持ってきて早く餌をくれとアピールしている姿。(2019年4月17日9:04撮影)

子スッポンが朝に水槽の水面付近で餌を要求している姿と、そのあとに与えられた餌を食べるところまでを動画に収めました。1個目2個目までは食べましたが、3個目4個目は口の中に入れて確認した後に吐き出しました。この動画でわかるのは、子スッポンの餌をくれというプレッシャーのかけ方が今までで一番強いということです。(2019年4月17日9:07撮影)(2019年4月17日公開)

大あくびをしてストレッチをして最後に頭と前足を引っ込めた子スッポン(2019年4月17日)

スッポン
あくびをしている子スッポン。(2019年4月17日17:35撮影)

子スッポンが夕方の水槽の中で大あくびをして、ストレッチをして、最後に甲羅の中に頭と前足を引っ込めました。そしてしばらくすると頭と前足を出してきました。しかし、後ろ足はずっと伸ばしたままでした。(2019年4月17日17:38撮影)(2019年4月17日公開)

逆立ちの体勢で餌を食べる子スッポン(2019年4月18日)

スッポン
この子スッポンは私が水槽の右上から餌を落としてくれるのを学習しています。今日も私が現れるとすぐに立ち泳ぎをしながら水面付近に上がってきて、そこで餌をじっと待っているところです。餌をもらえるまでじっとしています。(2019年4月18日11:15撮影)

水槽内の右上まで上がってきてじっとしたままで餌をくれとアピールしている子スッポンに冷凍したサケの切り身の断片を与えました。すると、すぐに水槽の底の方に潜っていき、逆さになったままで噛んで飲み込みました。そしていつもの石の下に入っていきました。この一連の行動を動画に収めました。動画撮影はここまでですが、このあとすぐに上がってきて2個目を催促しました。割り箸の先に挟んだ冷凍したサケの切り身の断片を水中の中ほどに持っていったところ、首を伸ばして今日2個目のサケの切り身の断片を食べました。(2019年4月18日11:16撮影)(2019年4月18日公開)

夕方に水槽から連れ出されるのを待っていたかのような子スッポン(2019年4月18日)

スッポン
夕方に水槽から連れ出されるのを待っていたかのような子スッポン。(2019年4月18日18:20撮影)

スッポン
水槽の上の蓋を開けて浮き島を左方向に移動させると石の上に降りました。(2019年4月18日18:20撮影)

スッポン
右手を水槽に入れて子スッポンに触ろうとしたら自ら水面に浮上しました。そのまま軽く掴んで引き揚げました。(2019年4月18日18:20撮影)

毎日夕方に水槽から子スッポンを連れ出して砂の入ったコンテナに連れて行きます。今日の夕方は子スッポンが連れ出されるのを待っていたかのようにいつもの石の下ではなく上の方の壁のところにいました。いつものように水槽の蓋を開けて浮き島を左側に除けると、その下の壁のところにいた子スッポンが石の上に降りました。右手を水槽内に入れて子スッポンに触ろうとしたところ、自発的に水面に浮上しました。それを右手で掴んで水の上に揚げて手のひらに載せました。子スッポンはいつものようにじっとしています。この一連の行動を動画に収めました。左手で持っているデジカメが少しずれたのでうまく画面に収まりませんでしたが、この動画から一連の動作がスムーズに行われていることがわかると思います。取り出されるまでの所要時間はこれまでで最短の29秒でした。(2019年4月18日18:20撮影)(2019年4月18日公開)

夕方に水槽から連れ出される子スッポンの7回目の動画(2019年4月19日)

4月12日、13日、14日、15日、16日、17日(動画はアップロードしていない)、18日、19日と子スッポンが水槽から連れ出される様子を今日までに連続で8回観察しました。今日19日の動画が8回目で7個目のアップロードになります(17日の動画はアップロードしていないため)。2日連続で石の上にいました。

スッポン
夕方に水槽No.1の中で石に乗っている子スッポン。(2019年4月19日18:12撮影)

昨日に引き続き、夕方に水槽内の石の上で連れ出されるのを待っているかのようにじっとしていました。取り出し完了までの所要時間はこれまでで最短だった昨日より5秒短い24秒でした。(2019年4月19日18:13撮影)(2019年4月19日公開)

水槽から取り出される時にこれまでで最も従順だった子スッポンの動画(2019年4月20日)

4月12日、13日、14日、15日、16日、17日(動画はアップロードしていない)、18日、19日、20日と子スッポンが夕方に水槽から取り出される様子を連続で9回観察してきました。今日20日の動画が9回目の観察で8個目のアップロードとなります。再現性は十分に確認されたと言えると思います。

夕方に水槽内から連れ出される子スッポンを9日連続で動画に収めました。録画時間はだいたいいつもと同程度の33秒でした。あまり急いでも子スッポンが怖がるので、これくらいが適切といえます。今日も3日連続で石の上で待っていましたが、新しい水をPETボトルで追加した時に水の音に驚いて石の下に逃げ込んでしまいました。それでもいつものように石をのけて、橋の下から出てくるように右手の中指と人差し指で促したところ、子スッポンはこれまでで最もスムーズな流れで出てきました。それを軽く掴んで引き揚げました。(2019年4月20日18:23撮影)(2019年4月20日公開)

割り箸で与えたサケの切り身の断片を6個食べた子スッポン(2019年4月21日)

スッポン
昼前に水槽No.1の中で右上の水面に上がってきて餌をくれと訴えている子スッポン。(2019年4月19日11:11撮影)

子スッポンが餌をくれと踊り出したので、冷凍したサケの切り身の断片を割り箸ではさんで7回与えたところ、7回とも食いつきました。しかし、最後の1個は食べ損ねて落としてしまいました。結局6個は食べることができました。落とした1個はあとで見つけましたが、少し齧っただけで結局食べませんでした。もしかしたら凍っているのが食感が良くて美味しかったりして・・・。(2019年4月21日11:10撮影)(2019年4月21日公開)

10日連続で撮影した夕方の子スッポン取り出し時の動画(2019年4月21日)

4月12日、13日、14日、15日、16日、17日(動画はアップロードしていない)、18日、19日、20日、21日と子スッポンが夕方に水槽から取り出される様子を連続で10回観察してきました。今日21日の動画が10回目の観察で9個目のアップロードです。10回を区切りとして夕方の取り出しの動画撮影はやめます。

夕方に水槽内から連れ出される子スッポンを10日連続で動画に収めました。アップロードは9個目です。再現性は十分確認できましたので、夕方の取り出しは10回でやめます。(2019年4月21日18:03撮影)(2019年4月21日公開)

まとめと今後の予定(2019年4月21日現在)

4月12日から4月21日まで10日間連続で、夕方の子スッポンの取り出される様子を観察しました。再現性は確認されました。細かいところに違いはあっても、この子スッポンが夕方に水槽から連れ出されるのを学習していることは間違いないといえます。また、最近は割り箸ではさんだ餌を口の近くまで持って行っても食べるようになりました。今後の目標は子スッポンを手のひらの上に載せた状態で餌を与えた時に、食べてくれるようになることです。また、サケの切り身に飽きてしまったようなので、食べてくれる調達しやすい新しい餌の開拓、あるいは、これまで食べてくれた餌を複数種類ローテーションでうまく食べさせることなどです。







関連記事

  1. 金魚鉢と水槽で飼育しているメダカ

  2. 2021年と2022年に保護したスッポンの幼体のデータ

  3. 観察開始から328日目以降のミシシッピアカミミガメ

  4. 近所の用水路に飛来して獲物を捕獲するコサギの観察2018

  5. 日齢1210日以降のCH種のスッポン5匹の飼育と観察(2023年1月21日〜)

  6. 水槽で飼育している天然メダカの中の1匹の白いメダカ

  1. 夕方のウォーキングによる体重と体調の管理(2024年3…

  2. 夕方のウォーキングによる体重と体調の管理(2024年2…

  3. ビリルビン(Bilirubin)のIUPAC名を自分なりに付け…

  4. 夕方のウォーキングによる体重と体調の管理(2024年1…

  5. 夕焼けの太陽柱(サンピラー)

  1. 通算6匹目のすっぽんの目が新鮮な水道水で白濁してし…

  2. 観察した近所の公園のチョウトンボの観察(2022年〜2…

  3. 激しい喧嘩のあとに皮膚病になっていた2020年に観察…

  4. 2020年に観察した5匹目と6匹目の野生のスッポン

  5. 図鑑で見つけることができていなかった珍しい小鳥は…

  1. 減量におけるウォーキングの効果の検討(2021年4月)

  2. 激しい喧嘩のあとに皮膚病になっていた2020年に観察…

  3. 2020年に観察した5匹目と6匹目の野生のスッポン

  4. 40分以上喧嘩していた2020年に観察した3匹目と4匹目…

  5. ウグイスが気を失ったあとに回復していく過程の観察

アーカイブ

カテゴリー