↑上のアイキャッチ画像は2021年10月2日の9:05に近所の企業の建物の上にいるコウノトリをアパートのベランダから撮影したもの。
2021年になって近所で遭遇した4羽のコウノトリについての写真と動画を以下に示しています。また、足環の4色の組み合わせからそれぞれのコウノトリの素性を調べてみました。
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午前中に建物の屋根で休んでいた4羽のコウノトリ(2021年10月2日)
近所の建物の屋上に止まっていた3羽のコウノトリ。自宅ベランダから撮影。この写真には飛行機が写っています。(2021年10月2日9:03撮影)
3羽のコウノトリを拡大。この写真にも飛行機が写っています。(2021年10月2日9:03撮影)
左側の2羽のコウノトリを拡大。(2021年10月2日9:03撮影)
右側の1羽のコウノトリを拡大。(2021年10月2日9:03撮影)
左側のコウノトリがこちらを見ています。(2021年10月2日9:05撮影)
左側のコウノトリを拡大しました。(2021年10月2日9:05撮影)
近くに来てみると4羽いることが判明しました。(2021年10月2日9:38撮影)
快晴の日の朝、近所の企業の建物の屋上に4羽のコウノトリが止まっていて、2羽目と3羽目のコウノトリは羽繕いしたり、ストレッチのような動きをしたり、くちばしを大きく開けたりしていました。この動画の続きは次の動画ですが、この動画は公開が4ヶ月あとになりました。(2021年10月2日9:40撮影)(2022年1月30日公開)
快晴の日の朝、近所の企業の建物の屋上に4羽のコウノトリが止まっているところを建物の下から動画撮影しました。電線が若干邪魔になっているのが気になりますが、仕方ありません。(2021年10月2日9:43撮影)(2021年10月3日公開)
動画撮影終了後に撮影した写真。脚が見える角度で撮影しました。(2021年10月2日9:44撮影)
右から2番目のコウノトリは足環がついているのがはっきりわかります。ちょうど羽繕いしているタイミングでした。(2021年10月2日9:44撮影)
脚が見える4羽のもう1枚の写真。(2021年10月2日9:44撮影)
右から2番目のコウノトリの羽繕いしていない時の写真。(2021年10月2日9:44撮影)
足環の色の組み合わせによる4羽のコウノトリの個体識別
この写真からそれぞれのコウノトリを拡大すれば、4羽のコウノトリの足環の色を確認できそうです。ちなみに足環カタログによると、使われている足環の色は5色で、黒、黄、赤、青、緑とのこと。(2021年10月2日9:40撮影)
右端のコウノトリ(2021年10月2日9:40撮影)
足環の色は不鮮明で読み取れません。そこで、次の写真を用いました。
右端のコウノトリ(2021年10月2日9:44撮影)
1枚前の写真では足環の色は不鮮明だったので、6枚前の写真の右端のコウノトリを拡大しました。これなら何とか色がわかりそうです。右足の足環の色は上から赤、赤、左足の足環の色は上から黄、黄のように見えます。そうだと仮定すると、コウノトリ個体検索によると、J0306、メス。孵化年月日は2020年4月18日、孵化場所は野外(島根県雲南市、大東町仁和寺巣塔)、巣立ち年月日は2020年6月23日、親鳥はオスJ0118、メスJ0051、足環装着車:雲南市(IPPM-OWS)、と出ました。
右から2番目のコウノトリ(2021年10月2日9:40撮影)
右足の足環の色は上から赤、黄、左足の足環の色は上から黄、黒であるように見えます(4枚前と6枚前の写真も同様に赤、黄、黄、黒と読み取れます)。そうだと仮定してコウノトリ個体検索で調べたところ、J0280、オス。孵化年月日は2020年3月28日、孵化場所は野外(徳島県鳴門市、大麻町板東電柱巣)、巣立ち年月日は2020年6月16日、親鳥はオスJ0044、メスJ0480、足環装着車:徳島県、と出ました。
右から3番目のコウノトリ(2021年10月2日9:40撮影)
右足の足環の色は上から赤、黒、左足の足環の色は上から緑、黄であるように見えます。そうだと仮定してコウノトリ個体検索で調べたところ、J0271、メス。孵化年月日は2019年5月7日、孵化場所は飼育下で孵化(場所の詳細の記述なし)、放鳥年月日は2019年9月19日、放鳥した機関:兵庫県立コウノトリの郷公園・養父市(兵庫県)、放鳥場所:兵庫県養父市、親鳥のデータの記載はなし、足環装着車:兵庫県立コウノトリの郷公園、と出ました。
左端のコウノトリ(2021年10月2日9:40撮影)
右足の足環の色は上から赤、緑、左足の足環の色は上から青、黒のように見えます。そうだと仮定してコウノトリ個体検索で調べたところ、J0365、オス。孵化年月日は2021年4月14日、孵化場所は野外(兵庫県豊岡市、水上(むながい)巣塔)、巣立ち年月日は2020年6月19日、親鳥はオスJ0097、メスJ0110、足環装着車:兵庫県立コウノトリの郷公園、と出ました。
まとめ(2021年10月2日現在)
今回熊本市のうちのベランダから見える建物の屋上に飛来したコウノトリは2020年4月18日島根県生まれ、2020年3月28日徳島県生まれ、2019年5月2日兵庫県生まれ、2021年4月14日島兵庫生まれ、の可能性が高いと思われます。2021年10月2日現在、1.5歳、1.5歳、2歳、0.5歳で、メス、オス、メス、オスです。違う場所で違う時に生まれて、今一緒にかなり西の方にいるというのが不思議な感じです。
2021年10月4日に「珊瑚の散歩」氏からいただいたこの4羽のコウノトリYouTube動画へのコメントを全文引用してここに載せておきます。YouTube動画はこちら →
色々調べて頂き有難うございます。
J0280は海君ですね。親鳥はゆうひ君とあさひちゃん。兄弟が少なくても7羽の大家族ですね。
J0306はにしき君。お父さんの元気くんは韓国での目撃情報があったみたいです。にしき君も兄弟が多いです。
コウノトリはペアをとても慎重に選ぶようです。Wデート?
J0271は今年の6月以降行方不明だったそうですね。情報が上がってよかったです。凄いですね。
コウノトリは綺麗で優雅で大好きです。また調べるといろいろ分かるので奥が深いです。
兵庫県豊岡市の「コウノトリの郷」で飼育され放鳥されてます。雛は巣立ち、独り立ちすると定住地を求めて移動するようです。いい餌場ではコウノトリが沢山いるようです。その中で素敵なペアを見つけるのでしょうか。
有難うございました。
結果と考察(2021年10月4日現在)
2021年10月4日付けの熊本日日新聞にこの4羽のコウノトリの10月3日の目撃情報が載っていました。私の近所で朝に目撃した日(10月2日)の次の日です。この記事から推察すると、10月2日に私の近所から熊本市中央区水道町方面(北の方角に約5km)に移動し(水道町での目撃情報が早朝であれば逆もあり得ます)、次の日10月3日の早朝には水道町から南の方角に3kmぐらいの熊本市中央区萩原町にいたことになります。萩原町は自宅から北に2kmぐらいです。まだこの辺りにいるのかな〜。もう一度見てみたいです。飛んでいる姿を見てみたかったな〜。せめて新聞記事の写真を引用して下記に載せておこうと思います。
熊本市で飛んでいるコウノトリの姿(熊本日日新聞のWEB版の記事から引用)。この写真からわかることは、コウノトリは飛んでいる時に首を折り畳んでいないということです。アオサギ、ダイサギ、コサギ、ササゴイなどは首をコンパクトに折り畳んだ状態で飛んでいます。このことはコウノトリを見分けるポイントの1つになりそうです。なお、この写真の背後に写っているのは熊本駅近くにある花岡山です。

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