観察を始めてから5日目以降のヒヨドリの巣立ち雛2羽と親鳥

2018年8月21日から始めたヒヨドリの巣立ち雛の観察が2018年8月25日現在で5日目を迎えました。この日も観察できました。前回のようにだんだん数が減っていき、いなくなってしまうことが懸念されましたが、毎日観察できて、8月25日までで5日連続になりました。

5日目以降の観察結果を以下に示します。

親鳥が餌を持ってきた時にまっしぐらに突進する巣立ち雛(2018年8月25日朝)

ヒヨドリ桜の木にいた巣立ち雛2羽がメタセコイアの木に飛び移ったところです。(2018年8月25日7:00撮影)

ヒヨドリ1羽でいるところ。このあと、親鳥が餌を運んできて、左の方から現れます。この雛鳥は親鳥に突進していきます。もう1羽は1.5メートルぐらい上にいますが、写真には写っていません。(2018年8月25日7:06撮影)

ヒヨドリ親ヒヨドリが餌を持って帰ってきたので、巣立ち雛が跳んで喜んでいるところ。このあと、親鳥に向かって突進していきました。もう1羽は上にいますが、今回は餌にありつけませんでした。(2018年8月25日7:07撮影)

観察を始めてから5日目の朝、親鳥が餌を持ってきた時にまっしぐらに突進する巣立ち雛の姿が見られました。この動画の中では2羽の巣立ち雛のうち1羽しか餌にありつけませんでしたが、16分後に撮影した次の動画では、2羽目も餌にありつけました。その時、2羽目の巣立ち雛は1羽目が食べ終わった時点でおねだりして1分後には餌をゲットしていました。(2018年8月25日7:08撮影)(2018年8月25日公開)

ヒヨドリ餌をもらって食べた巣立ち雛が上に移動して、2羽で仲良く並んで止まっています。(2018年8月25日7:11撮影)

ヒヨドリ上の写真から4分後には羽繕いを始めています。(2018年8月25日7:15撮影)

ヒヨドリ1羽は左のほうに移動していった(写真には写っていない)ので、1羽で羽繕いをしています。このあと、ここに親鳥が餌を運んできます。するともう1羽の巣立ち雛もやってきます。(2018年8月25日7:19撮影)

ヒヨドリ下から撮影。(2018年8月25日7:20撮影)

ヒヨドリ羽繕いをしています。(2018年8月25日7:20撮影)

観察を始めてから5日目の朝。ヒヨドリの2羽の巣立ち雛のうちの1羽が親鳥の運んできた餌にありつけなかったので、自分にもちょうだいと羽をバタバタさせながら親ヒヨドリにおねだりしている様子が映っています。最初に餌を食べさせてもらう巣立ち雛が映っているのは動画開始から2分50秒の時点、もう1羽がおねだりに来るのが2分54秒の時点になります。その後、親鳥は3分27秒の時点で一度去りますが、3分42秒に戻ってきます。その時には餌を咥えているようです。食べさせた後、3分53秒にはまた餌探しに飛んで行きました。おねだりから1分以内に食べることができました。(2018年8月25日7:24撮影)
16分前に撮影した1つ前の動画では、2羽の巣立ち雛のうち1羽しか餌にありつけませんでしたが、この動画では最終的に2羽ともに餌にありつけたように見えます。(2018年8月25日7:24撮影)(2018年8月25日公開)

親鳥のクチバシの獲物をめがけて突進してくる1羽の巣立ち雛(2018年8月25日夕方)

ヒヨドリ親ヒヨドリがいます。巣立ち雛2羽もこの木の上にいます。ナンキンハゼの木に実が生っているからここに親鳥も一緒にいるのかもしれません。これは2枚あとの写真の個体と同じとみています。つまりお母さんヒヨドリです。(2018年8月25日18:02撮影)

ヒヨドリオスの親ヒヨドリ。(2018年8月25日18:07撮影)

ヒヨドリメスの親ヒヨドリ。(2018年8月25日18:07撮影)

ヒヨドリ2羽の巣立ち雛が写真右下と左上にいます。(2018年8月25日18:07撮影)

ヒヨドリ木の実に興味を示しています。(2018年8月25日18:07撮影)

2羽のヒヨドリの巣立ち雛が餌を待っている木に親鳥が獲物をとって帰ってきました。すると1羽の巣立ち雛が親鳥のクチバシの獲物をめがけて突進してきました。親鳥は見事な身のこなしで巣立ち雛をかわして、宙吊り状態からさか上がりを逆に回る感じで上にいるもう1羽の巣立ち雛の口にスムーズに獲物を入れました。人間から見ればすごい身体能力といえます。この様子は動画の1分38秒〜1分52秒の間で確認することができます。(2018年8月25日18:10撮影)(2018年8月25日公開)

ヒヨドリ巣立ち雛のお腹の羽の模様は今のところ親ヒヨドリより薄めです。(2018年8月25日18:11撮影)

6日目の朝のヒヨドリの巣立ち雛の様子(2018年8月26日朝)

ヒヨドリ2羽いるヒヨドリの巣立ち雛のうちの1羽です。もう1羽も左側にいますが、写真には写っていません。(2018年8月26日6:59撮影)

ヒヨドリ1羽の巣立ち雛がナンキンハゼの木の上を移動しています。(2018年8月26日6:59撮影)

2018年8月21日の最初の観察から6日目になる8月26日の朝のヒヨドリの巣立ち雛の様子です。公園内の西側の桜の木ではなく東側のナンキンハゼの木にいました。この動画の最後に隣の別の木に飛りましたが、もう追いわずに帰路につきました。だいぶ自由に飛べるようになった感じです。もう6日経過したので、観察できる残り日数は少ないような気がします。(2018年8月26日7:00撮影)(2018年8月26日公開)

2羽の巣立ち雛のところに戻ってきた母ヒヨドリ(2018年8月26日夕方)

ヒヨドリ木の上にヒヨドリの巣立ち雛が2羽いました(写真左側に2羽重なっています)。朝見た場所から50メートルほど南側で、昨日の夕方の場所から20メートルの場所にあるけっこう高いナンキンハゼの木です。この写真を撮った直後、すぐに親ヒヨドリがやってきて巣立ち雛のすぐそばに止まりました(次の動画の撮影開始時にはすでに来ています)。(2018年8月26日17:43撮影)

2羽の巣立ち雛のところに母ヒヨドリが戻ってきました。私が見ているので警戒して戻って来たのだと思います。でも、安全と判断したのか、ちょうど3分間一緒にいた後に餌捕りに飛んで行きました。(2018年8月26日17:46撮影)(2018年8月26日公開)

ヒヨドリ3分後には母ヒヨドリは餌捕りに飛んで行きました。巣立ち雛2羽は写真左側に2羽います。この写真は3分前に撮った写真の立ち位置から少し左側に移動して撮影したので、若干角度が違います。(2018年8月26日17:46撮影)

親ヒヨドリが餌を運んでくるのを待っている2羽の巣立ち雛(2018年8月27日朝)

ヒヨドリ観察を始めてから7日目の朝に、2羽の巣立ち雛と母ヒヨドリがアラカシと思われる木の上にいました。前日の夕方にいたナンキンハゼの木より約50メートルほど北に移動していました。母ヒヨドリはあいかわらず動きが機敏です。(2018年8月27日7:00撮影)

ヒヨドリアラカシの木からナンキンハゼの木に飛び移って声も出さずにじっとしています。母ヒヨドリが餌捕りから帰って来るのを待っています。それにしても1週間前と比べて尻尾の羽が伸びました。(2018年8月27日7:08撮影)

2羽の巣立ち雛がナンキンハゼの木に止まって親ヒヨドリが餌を運んでくるのを待っています。もう1週間なので、いついなくなってもおかしくありません。ちょうど公園の木もほぼ一周しました。今日の夕方に来た時はまだいるでしょうか。(2018年8月27日7:12撮影)(2018年8月27日公開)

公園内のどこにもいなかったヒヨドリの巣立ち雛と親鳥(2018年8月27日夕方)

公園内のどこにもヒヨドリの巣立ち雛と親鳥はいませんでした。耳を澄ませても「ピーピー」は聞こえてきませんし、親鳥の「ピッピッ」も聞こえません。

明日の朝にもしかしたらいるかもしれないと期待して帰路につきました。

8日目の朝の巣立ち雛と親ヒヨドリ(2018年8月28日朝)

8日目の朝、巣立ち雛と親ヒヨドリはいました。最初に見つけたときにいた用水路の向こう岸に生えているエノキの木の枝です。

ヒヨドリ2羽の巣立ち雛。(2018年8月28日6:26撮影)

そのあと、こちら側の桜の木に飛んで来ました。

1羽の巣立ち雛に親鳥が餌を与えました。それから、桜の葉っぱにいた大きな芋虫をクチバシに挟んで別の巣立ち雛に運んでいきました。(2018年8月28日6:29)(2018年8月29日公開)

ヒヨドリと芋虫親ヒヨドリが捕まえた大きな芋虫。芋虫は桜の葉っぱを食べていました。(2018年8月28日6:29撮影)

そのあと巣立ち雛1羽に問題が発生しました。羽に樹液でも付いたのでしょうか。右の翼の一部が尻尾の羽とくっついてしまって、飛べなくなっていました。

右の翼と尾羽が天然の粘着物でくっついて飛べなくなったヒヨドリの巣立ち雛の動画です。(2018年8月28日6:47)(2018年8月31日公開)

私のすぐそばの枝の上でじっとしているヒヨドリの巣立ち雛の様子を収めた動画です。(2018年8月28日6:49)(2018年8月31日公開)

粘着物の付いたヒヨドリの巣立ち雛が飛べないのでジャンプしながら枝を上っていく様子を収めた動画です。(2018年8月28日6:57)(2018年8月31日公開)

ヒヨドリ右の翼と尻尾の羽がくっついて飛べなくなっています。これは親ヒヨドリに何とかしてもらうしかないと思い、その場所から離れて帰宅しました。(2018年8月28日7:03撮影)

ヒヨドリの巣立ち雛の右の翼と尻尾が樹液か何かでくっついてしまっているのがわかる動画。飛べなくなっているので、ジャンプしながら木の上に上がっていきました。このあと親ヒヨドリが何とかしてくれたのでしょうか。約3時間後にはメタセコイアの木の上にいました。飛べないといけない場所です。(2018年8月28日7:21)(2018年8月28日公開)

一旦帰宅して、もう一度見に行きました。3時間近く経っていて、もう元の場所にはいませんでした。飛べるようになったからいないのだと思いました。そして、ヒヨドリのメス親が大きな声でピーピー鳴いていたので、巣立ち雛もこの辺りにいると思いました。探して間もなく、メタセコイアの木の上にいることがわかりました。

ヒヨドリのメス親が大きな声でピーピー鳴いていました。動画には映っていませんが、オス親も一緒に低空飛行していました。巣立ち雛2羽は近くのメタセコイアの木にいました。巣立ち雛の居場所を私に悟られないように撹乱しているのかと思いましたが、巣立ち雛の居場所がわからなくなってまわりを見回しながら必死に探しているようにも見えます。(2018年8月28日9:45撮影)(2018年8月28日公開)

メスの親ヒヨドリがアブラゼミを捕獲して巣立ち雛が食べやすいように加工していました。(2018年8月28日10:03撮影)(2018年8月28日公開)

メスの親ヒヨドリが大きな声で鳴きながら公園の東側でオスの親ヒヨドリと一緒にいました。そして、メスの親ヒヨドリは公園の西側にあるメタセコイアの木に飛んでいきました。動画はここまでですが、そこに行ってみたら木の上には巣立ち雛2羽がいました。(2018年8月28日10:16撮影)(2018年8月28日公開)

ヒヨドリ2羽の巣立ち雛と母ヒヨドリ。(2018年8月28日10:24撮影)

シラカシの木の上の巣立ち雛と親ヒヨドリ(2018年8月28日夕方)

8日目の夕方、巣立ち雛と親ヒヨドリは公園の南端のシラカシの木の上にいました。

夕方に巣立ち雛に餌を与えた後のヒヨドリのメス親の姿です。(2018年8月28日17:26撮影)(2018年8月28日公開)

ヒヨドリ2羽の巣立ち雛のところに飛んできた母ヒヨドリ。2羽の巣立ち雛は公園の南側のシラカシの木にいました。(2018年8月28日17:35撮影)

ヒヨドリのメス親に遜色ないくらいまで飛べるようになった2羽の巣立ち雛。シラカシの木から10メートル離れたケヤキの木に飛んでいくところ。独り立ちも近いかもしれません。(2018年8月28日17:37撮影)(2018年8月28日公開)

観察から9日目(2018年8月29日早朝)

9日目の朝、公園1周目では見当たらなかったのですが、2周目にはいってまもなく、近くで親鳥の声がしたのでいるかもしれないと思いました。そして、マテバシイの木を下から覗いてみたら枝に巣立ち雛2羽がいました。このマテバシイの木は前回2018年7月下旬の巣立ち雛が旅立つ最後の2日間いた木で、あまり高くないです。しかし、親鳥に警戒されているので数分後には隣のメタセコイアの木を経由して公園の南側の木に飛んでいきました。前回は10日でいなくなったので、今回のヒヨドリももうそろそろ独り立ちする時期ではないかと思われます。もしかしたら今日の夕方にはいない可能性もありますし、明日あたりが最後のような気もします。

観察から9日目の朝、川の近くのマテバシイの木の上に巣立ち雛2羽がいました。(2018年8月29日6:42撮影)(2018年8月29日公開)

ヒヨドリマテバシイの木の上に2羽の巣立ち雛がいました。しかし、数分後には別のもっと高い木に飛んでいきました。だいぶ自由に飛べるようになったためか、1週間前よりも逃げやすくなりました。(2018年8月29日6:44撮影)

観察9日目を迎えてだいぶ成長してきた2羽のヒヨドリの巣立ち雛。この感じだと早ければ数日のうちに独り立ちする日がくるかもしれません。ちなみに昨日羽がくっついて一時的に飛べなくなっていた巣立ち雛は2羽並んで止まっている時の手前の雛鳥だと思われます。右の翼に破れたところがあるからです。(2018年8月29日6:54撮影)(2018年8月29日公開)

観察から9日目(2018年8月29日夕方)

9日目の夕方、公園の東側のナンキンハゼの木の上に静かに止まっていました、親鳥の鳴き声もしていませんでした。そして、私の姿を見てから10秒ぐらいで100メートル以上離れ公園西側の桜の木を越えて、用水路の向こうの企業の建物の裏の大きな木に飛んで行きました。もう十分飛べると思いました。もしかしたら明日いなくなってもおかしくないと思いました。それにしても親の声が全く聞こえませんでした。餌を捕りに行っていたのでしょうか。明日の朝にはどうなっているでしょう。

ヒヨドリ真下から撮った写真。写真上の方の1羽が鋭い眼光で見ています。もう1羽(写真下側)は痩せた感じに見えます。(2018年8月29日17:24撮影)

ヒヨドリ1枚前の写真から時計周りに90度回転して撮影しました。写真左側の巣立ち雛(1枚前の写真では中央より少し下)は相対的に幼いか、痩せているように見えます。いつも餌をもらい損ねている雛鳥はこちらではないでしょうか。もう1羽より控えめな感じです。(2018年8月29日17:25撮影)

ヒヨドリ翼を広げた時の羽の傷み具合がら推測すると、昨日飛べなくなっていた巣立ち雛は写真の右側の1羽だと思われます。(2018年8月29日17:25撮影)

ヒヨドリヒヨドリたちの毎日のねぐらはこの大きな木ではないかと思っています。そこから毎朝公園に出てきていると考えると、いろいろ辻褄が合います。今日はもうねぐらに帰ったのだと思います。(翌朝にはもういませんでした。よって、これがラストショットになりました)(2018年8月29日17:29撮影)

観察から10日目(2018年8月30日早朝)

朝6時30分より少し前に公園に着きました。ヒヨドリの声は全くしませんでした。公園の木を3回見て回りましたが、巣立ち雛の姿はありませんでした。昨日の夕方は100メートル以上飛んで行ったので、もう十分飛べるようになったといえます。もしかしたら昨日の夕方のうちにここから旅立った可能性もありますが、観察を始めてから10日目の朝となる今朝に、夜明けから6時半の間に旅立った可能性が高いとみています。ちなみに前回は6時半前でした。9日間楽しませてくれてありがとう!達者でなー!

観察から10日目(2018年8月30日夕方)

夕方に公園に行きましたが、2羽の巣立ち雛と親鳥はいませんでした。それもそのはず、この公園から400メートル北にいった私の家の近所にいたのですから。帰路に就いて歩いていたら、田んぼのところでメス親が「ピッピッ」と鳴きながら低空飛行している時にすれ違いました。なぜそのメス親だとわかったかというと、上の動画の中に出てくるように、翼を閉じている時に左右の脇腹に白い線が入っているからです。それから100メートルほど歩いて小さな公園のところを通っていたら、頭上でヒヨドリがかすれた声で「ピーピー」と鳴きました。見上げたら2羽の巣立ち雛が電線に止まっていました。いつもの2羽であることはすぐにわかりました。メス親がさっきまでいたことからもわかります。それから観察を始めていなくなるまで結局11分でした。観察10日目の今朝はいつもの公園にはいなかったので、もう活動拠点を変えたのかと思いましたが、そうではないようです。先のメス親もいつもの公園のある南西方向の方に飛んで行ったし、もう1羽も3分後には公園方向に飛んでいきました。最後に残った1羽の巣立ち雛もその7分後にはメス親と同じ経路で飛んでいきました。今日は公園内で飛び回るのではなく、けっこう広範囲を飛び回っていたようです。1kmぐらいあっという間に飛んでいけるくらいまで成長しています。

これまでの経過とまとめ

8月21日の夕方に初めて目にしてから26日朝まで、6日連続で観察できています。前回7月19日の別の巣立ち雛の観察では巣立ち雛が独り立ちしていなくなるまで10日間の観察でしたが、毎日見られたわけではありませんし、3羽いた巣立ち雛がだんだんどこかにいなくなって最後は1羽になりました。今回は2羽の巣立ち雛がいつも一緒に行動しています。そういう意味でも今回は前回と異なります。また、今回はオス親の姿も見られました。前回は親は1羽で現れることが多かったので、今回のように親鳥がほとんど2羽でいる点も異なります。

観察自体は圧倒的に今回のヒヨドリ親子の方がやりやすいですが、前回の観察では、巣立ち雛の最後の1羽が最後の日となった観察10日目の朝に、1メートルというかなり近い距離まできてくれて数分間いてくれたので、そのような関係が今回も築けるかというと、今のところそんな感じは全くしません。前回の3羽の巣立ち雛のうち、最後まで残った1羽は10日間のうちの最後の3日間はほとんど1羽で水飲みや水浴びや木の上での宿泊をしていましたから。個体差によるのかもしれませんが、今回のヒヨドリ家族は前回の家族と比べるとかなり家族間の繋がりが強いという印象です。

10日目になる2018年8月30日の朝には、もういつもの公園にはいませんでした。しかし、夕方には私の家の近所で遭遇しました。観察10日目には行動範囲が広がったようです。だからいつもの公園には朝にも夕方にもいなかったわけです。もう十分飛べるようになっていたので当然といえば当然です。

前回は10日目の朝が最後でした。今回は10日目の朝にはもういなかったので諦めていたのですが、夕方に意外にもうちの近所で会えました。でも、11日目になる明日、会える保証はありません。

前回と今回の共通点

この2回に共通していえることは、巣立ち雛はだいたい10日でそれまで行動していた場所からいなくなるということです。成長して行動範囲が広がった結果です。

前回と今回で異なる点

前回と今回で異なる点は、前回は初日に会ってから2回目まで中2日空きましたし、旅立つ3日前にも会っていません。また、前回は最初3羽いた巣立ち雛が日が進むにつれて2羽になり、最後は1羽になりました。その1羽が旅立ったのが10日目の早朝でした。今回は毎日2羽で寄り添って過ごしていました。母鳥も常にそばにいました。前回は最後の1羽は単独で木の上にいました。親鳥の姿はほとんど見ませんでした。よって、行動パターンはヒヨドリによって異なるといえます。

追記:観察から11日目(2018年8月31日朝)

6時半過ぎに行きました。ヒヨドリの姿は見当たりませんでした。声もしませんでした。

追記:観察から11日目(2018年8月31日夕方)

夕方にもヒヨドリの姿は公園内にも往路復路にもありませんでした。よって、昨日8月30日(観察を始めてから10日目)の夕方に最後の姿を見せに来たと思っています。

追記:観察から12日目(2018年9月1日朝)

6時半過ぎに行きましたが、やはりヒヨドリの巣立ち雛2羽の姿は見当たりませんでした。見たのは2018年8月30日夕方が今のところ最後です。

追記:親鳥のみ5日ぶりに姿を確認(観察から15日目の2018年9月4日夕方)

公園のソメイヨシノの木の下を歩いていたら、木の上で「ピッピッ」とヒヨドリの声がしました。そして隣りにある大きなケヤキの木に飛んでいきました。下から観察するとお腹の羽が見えますが、きれいな模様をもつオス親でした。その姿を動画に収めました。2018年9月4日の夕方は台風21号の影響で風が吹いていました。オス親も風に揺れていました。メス親と2羽の巣立ち雛はこの木では見えませんでした。(2018年9月4日16:34撮影)(2018年9月4日公開)

ヒヨドリ動画を撮り終わった後にケヤキの木の別の枝に飛び移ったところを写真撮影。腹の羽の模様がメス親よりきれいです。(2018年9月4日16:34撮影)

ヒヨドリ上の動画と写真のオスのヒヨドリは、8月28日にケヤキの木の上にメス親と一緒にいたオスヒヨドリと同じ個体です。(2018年8月28日10:07撮影)

2018年8月21日の最初の観察から15日目になる9月4日の夕方は台風21号の影響で風が吹いていました。その風の影響か、親ヒヨドリ2羽がねぐらとしていた木(企業の建物の裏)の近くのエノキの木に戻ってきました。私がヒヨドリと最初に出会ったそのエノキの木に近づくと「ピッピッ」と鳴きながらヒヨドリ親子が飛んできました。ついさ先ほどまで公園の中央付近の大きなケヤキの木にいたオス親のヒヨドリともう1羽いました。それはメス親でした。先のオス親が止まっていた木にメス親と2羽でいたようです。親鳥2羽はエノキの木に39分いました。その39分のうち最後の2分39秒間の様子を動画に収めました。メス親の方は8月30日から5日ぶりに姿を見たことになります。巣立ち雛2羽は姿が見えませんでした。もう親から独立してどこかに行ってしまったのでしょうか。少なくとも親鳥2羽はまだこの辺りにいることが確認できました。つい数日前まで子育てに奔走していたのに、何だか不思議な感じです。休みなく餌を運んでくる日々が終わって、今は夫婦水入らずといったところでしょうか。(2018年9月4日17:16撮影)(2018年9月4日公開)

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