洋楽に関する青春時代の回想録

こんにちは。熊の実です。

私が青春時代によく聴いていた洋楽について気儘に書いてみます。BAY CITY ROLLERSとCHEAP TRICKとDEEP PURPLEとQUEENとTOTOです。

BAY CITY ROLLERS

まず、ベイ・シティ・ローラーズについてです。当時はめちゃくちゃ人気があって、第二のビートルズと言われたこともあったようです。クィーンと同様に、日本で爆発的な人気があったグループです。タータンチェックというスコットランドのハイランド地方で発達した格子柄が特徴的でした。当時はLPレコードを持っていましたが、今ではそのLPレコードもありません。いつ頃誰にやったのかも全く覚えていません。まだ、私自身にレコードを収集するという概念がなかった頃の話です。小学校5年から中学時代までの頃でした。ラジカセでエアチェックすることにはとても熱中していましたが、レコードを大事にとっておけばよかったと思います。でも、安いポータブルレコードプレーヤーを買ってもらったのは覚えています。今になって親は子のために何でもしてくれたんだなとしみじみ感じます。

実は、この記事を書くにあたって、最初は二重否定ではない英文について書こうと思ったんです。つまり、ベイ・シティ・ローラーズの4作目のアルバム「青春に捧げるメロディー(DEDICATION)」のA面の3曲目に収録されている「Rock and Roller」の歌詞の一文です。

「I don’t wanna play no heavy jazz」

当時は「俺はヘビーなジャズはやりいたくないことはない」??と、何となく二重否定っぽく訳していたのですが、実はそうではなく、この場合のnoは否定を強調している形になっているということです。それがあとでわかったというようことで話を展開する予定だったのです。でもベイ・シティ・ローラーズのことを調べながら振り返っていると、だんだん当時のことを思い出してきて、そっちの話を書こうと思い至りました。少し思い出に浸ってみたいと思います。

LPレコードで当時の思い出を辿ってみました。

まず、1974年発売のROLLIN’ (LP)。これは、私は持っていなかったと思います。でも、カセットテープに入れていて、よく聴いた記憶があります。
A面
1. Shang-a-Lang
2. Give it to Me Now
3. Angel Angel
4. Be My Baby
5. Just a Little Love
6. Remember (ShaLaLa) [Leslie Version]
B面
1. Saturday Night [Leslie Version]
2. Ain’t It Strange
3. Please Stay
4. Jenny Gotta Dance
5. There Goes My Baby
6. Summerlove Sensation
特によく覚えているのは、
Be My Baby
Remember (ShaLaLa)(想い出にくちずけ)
Saturday Night(サタデー・ナイト)
Summerlove Sensation(太陽の中の恋)
です。でも、B面2〜5曲もどんなメロディーだったか覚えています。

1975年の2作目ONCE UPON A STAR (LP)はLPは持っていませんでしたが、たぶんカセットテープで聴いていたと思います。よく覚えていません。でも、全く覚えていないのはA面の4曲目と、B面の3曲目と6曲目です。
A面
1. Bye Bye Baby
2. The Disco Kid
3. La Belle Jeane
4. When Will You Be Mine?
5. Angel Baby
6. Keep On Dancing [Leslie Version]
B面
1. Once Upon a Star
2. Let’s Go
3. Marlina
4. My Teenage Heart
5. Rock and Roll Honeymoon
6. Hey, Beautiful Dreamer
Bye Bye Babyはラジオでもよくかかっていました。私個人的には、特にMy Teenage Heartがなつかしいです。ノスタルジックな感じで好きです。

1976年の3作目WOULDN’T YOU LIKE IT (LP)は持っていた記憶があります。
A面
1. I Only Wanna Dance with You
2. Don’t Stop the Music
3. Shanghai’d in Love
4. Love Is ….
5. Maybe I’m a Fool to Love You
6. Too Young to Rock and Roll
B面
1. Saturday Night
2. Give a Little Love
3. Wouldn’t You Like It
4. Here Comes That Feeling Again
5. Lovely to See You
6. Eagles Fly
7. Derek’s End Piece
のうち、B面の3曲目まではどんな曲だったかは浮かんできますが、残りの曲は全く記憶がありません。まあ、聴けば思い出すのでしょうが・・・。

私がLPレコードを最もたくさん聴いたのは1976年発売の4作目「青春に捧げるメロディー(DEDICATION)」でした。
A面
1. Let’s Pretend
2. You’re a Woman
3. Rock and Roller
4. I Only Wanna Be with You
5. Yesterday’s Hero
B面
1. My Lisa
2. Don’t Worry Baby
3. Are You Cuckoo
4. Write a Letter
5. Dedication [Ian Version]

この中で、
Let’s Pretend
You’re a Woman
Rock and Roller
I Only Wanna Be with You(二人だけのデート)
Yesterday’s Hero
Don’t Worry Baby
がよく記憶に残っています。いちばんよく聴いたLPのことだけはあります。

前作に次いでよく聴いたのが1977年発売の5作目「恋のゲーム(IT’S A GAME)」でした。
A面
1. It’s a Game
2. You Made Me Believe in Magic
3. Don’t Let the Music Die
4. Love Power
5. The Way I Feel Tonight
6. The Pie
B面
1. Love Fever
2. Sweet Virginia
3. Inside a Broken Dream
4. Dance Dance Dance
5. Rebel Rebel

この中で、6曲、つまり、
It’s a Game
You Made Me Believe in Magic(夢の中の恋)
Don’t Let the Music Die
The Way I Feel Tonight
Sweet Virginia
Dance Dance Dance
は、よく覚えています。

こうして振り返ってみると、意外に覚えています。とても懐かしいです。このあと、ビートルズの青盤を買って、嵌まってしまって現在に至ります。ほぼ同時期に聴いたクィーンのボヘミアンラプソディにも嵌まってしまいました。現在でもクィーンのCDはよく聴きます。そういう意味では、ベイ・シティ・ローラーズとは縁がなかったのかもしれません。でも、私の小学校高学年から中学時代を一緒に過ごしたロックグループであったのは事実です。

ベイ・シティ・ローラーズの1〜3枚目の曲を聴くと、今はもう取り壊されて存在しない中学校の校舎を思い出します。また、4〜5枚目の曲を聴くと故郷の近所の友だちの家の庭を当時のままで思い出します。うちから300mほどのところです。脳の中の風景と音楽がリンクしています。

歌詞の英語はビートルズよりベイ・シティ・ローラーズの方が私には簡単なように感じます。

それにしても、今は楽曲がYouTubeでアップロードされていたりして、音楽を簡単に画像ごと楽しめるので、当時の不便さとは比較にならないですね。

以上、ベイ・シティ・ローラーズの曲について単に思い出を語ってみました。私にもこんな時代がありました。

CHEAP TRICK

Cheap Trick

Heaven Tonight

Dream Police

チープ・トリックはリック・ニールセンの写真の大きな目が印象的でした。KISSのジーン・シモンズの舌に共通するものを感じます。ライヴ・アルバム「チープ・トリックat武道館」で日本武道館の名が世界中に知られることになったのは有名な話です。

日本で人気が高まっていったグループは、クィーン、ベイシティローラーズなどがありますが、チープ・トリックもその一つです。私がチープ・トリックの楽曲で記憶に残っているのは、「I Want You To Want Me」や「Surrender」です。

最初に買ったLPレコードは中2の頃、「蒼ざめたハイウェイ」でした。好きだった曲は「甘い罠」I Want You To Want Meです。この曲の英語タイトルはI want to〜ではなく、I want you to〜だったので、英語の勉強に役立ちました。「あなたに〜してもらいたい」という意味なんだと、勉強になったのを覚えています。

そして中3の頃、サードアルバム「天国の罠」(Heaven Tonight) (1978)をよく聴きました。FMでエアチェックして覚えたのは「サレンダー」でした。当時、けっこうラジオでかかっていたように記憶しています。そして、LPレコードを買いました。今はこのサードアルバムしか残っていません。家の押し入れの中にあります。なぜ私のレコードラックの中にないかというと、弟にやったからです。弟が住んでいた実家の部屋の押し入れの中に今でも入っています。

そして、過去に遡ってデビューアルバム『チープ・トリック』(Cheap Trick) (1977)を買いました。鹿児島市の十字屋で買った輸入盤だったです。このLPはあまり聴きませんでした。そんなこともあって、実際に記憶に残っているのはB面の3曲目だけです。

時系列に並べると、下記のようになります。

デビューアルバム
『チープ・トリック』(Cheap Trick) (1977)
A面
エロ・キディーズ – “Elo Kiddies”
ダディ・シュッド・ハヴ・ステイド・イン・ハイ・スクール – “Daddy Should Have Stayed in High School”
タックスマン、ミスター・シーフ – “Taxman, Mr. Thief”
クライ・クライ – “Cry, Cry” (Rick Nielsen, Robin Zander, Tom Petersson)
オー・キャンディ – “Oh, Candy”
B面
ホット・ラヴ – “Hot Love”
スピーク・ナウ・オア・フォーエヴァー・ホールド・ユア・ピース – “Speak Now or Forever Hold Your Peace” (Terry Reid)
ヒーズ・ア・ホア – “He’s a Whore”
マンドセロ – “Mandocello”
ザ・バラッド・オブ・TV・ヴァイオレンス – “The Ballad of T.V. Violence (I’m Not the Only Boy)”

セカンドアルバム
『蒼ざめたハイウェイ』(In Color)(1977)
A面
ハロー・ゼア – “Hello There”
ビッグ・アイズ – “Big Eyes”
ダウンド – “Downed”
甘い罠 – “I Want You to Want Me”
ユーアー・オール・トーク – “You’re All Talk” (Rick Nielsen, Tom Petersson)
B面
オー・キャロライン – “Oh Caroline”
今夜は帰さない – “Clock Strikes Ten”
サザン・ガールズ – “Southern Girls” (R. Nielsen, T. Petersson)
カモン・カモン – “Come On, Come On”
ソー・グッド・トゥ・シー・ユー – “So Good to See You”

この中でよく覚えているのはA面の4曲目、B面の2曲目と4曲目です。LPレコードは選曲せずに最初から最後まで針を通していましたので、全曲覚えていますが、特に印象的だった曲を挙げろと言われれば、この3曲です。

サードアルバム
『天国の罠』(Heaven Tonight) (1978)
A面
サレンダー – “Surrender”
オン・トップ・オブ・ザ・ワールド – “On Top of the World”
カリフォルニア・マン – “California Man” (Roy Wood)
ハイ・ローラー – “High Roller” (Rick Nielsen, Tom Petersson, Robin Zander)
サヨナラ・グッバイ – “Auf Wiedersehen” (R. Nielsen, T. Petersson)
B面
テイキン・ミー・バック – “Takin’ Me Back”
オン・ザ・レイディオ – “On the Radio”
ヘヴン・トゥナイト – “Heaven Tonight” (R. Nielsen, T. Petersson)
スティッフ・コンペティション – “Stiff Competition”
ハウ・アー・ユー? – “How Are You?” (R. Nielsen, T. Petersson)
オー・クレア – “Oh Claire” (Bun E. Carlos, R. Nielsen, T. Petersson, R. Zander)

サードアルバムは全曲よく覚えています。とにかくよく聴きました。最後の曲はライブで「こんにちは〜」と何回も歌っていました。日本を意識していたのでしょう。もしかしたら日本武道館でのライヴかもしれませんね(確認はしていません)。

そして4枚目のアルバム「ドリーム・ポリス」 – Dream Police (1979)までは、聴いていました。

4thアルバム
『ドリーム・ポリス』(Dream Police) (1979)
A面
ドリーム・ポリス – “Dream Police” – 3:54
ウェイ・オブ・ザ・ワールド – “Way of the World” (Robin Zander, Rick Nielsen) – 3:36
ザ・ハウス・イズ・ロッキン – “The House Is Rockin’ (With Domestic Problems)” (Tom Petersson, R. Nielsen) – 5:09
ゴナ・レイズ・ヘル – “Gonna Raise Hell” – 9:21
B面
アイル・ビー・ウィズ・ユー・トゥナイト – “I’ll Be with You Tonight” (R. Nielsen, Bun E. Carlos, T. Petersson, R. Zander) – 3:52
ヴォイシズ – “Voices” – 4:21
ライティン・オン・ザ・ウォール – “Writing on the Wall” – 3:25
アイ・ノウ・ホワット・アイ・ウォント – “I Know What I Want” – 4:27
ニード・ユア・ラヴ – “Need Your Love” (R. Nielsen, T. Petersson) – 7:38

私の中でチープ・トリックのブームはこの頃には終わっていました。ベイ・シティ・ーローラーズ同様、その当時まででした。

チープ・トリックも私の中学時代に熱中したグループの一つです。当時を懐かしく思います。でも、それきり熱は冷めてしまい、聴かなくなりました。ビートルズやクィーンは今でも聴いています。

でも、不思議なもので、LPレコードを取り出すと懐かしさがこみ上げてきます。当時を思い出して涙が出てきそうです。

DEEP PURPLE

DEEP PURPLE

私がイギリスのロック・バンド、ディープ・パープルの最初に買ったLPレコードは「Machine Head」でした。1972年に発表したアルバムです。私が買ったディープ・パープルのLPレコードが2枚あるのですが、この「Machine Head」は、その最初の1枚です。もう1枚は「In Rock」でした。でも、最初の頃はコレクションしようとは思わなかったので、誰かにやってしまったか、引越の時にいつのまにか処分された感じで、見当たりません。残念。

1972年といえば、私はまだ9歳ですのでさすがにそのようなものを買う歳ではありません。買った時は中学生だったと思います。つまり、発売されてから4〜5年は経っている頃です。日本で生産されたもので、輸入盤ではありませんでした。ちなみに、当時、私が輸入盤を買おうと思ったら鹿児島市の天文館まで出掛けなければならなかったし、行ったところでたぶんなかったでしょう。自分から能動的に買う感じではなく、たまたまあるものの中から選んで買う感じでした。でも、それでもいいものもあったんですよ。ジョージ・ハリスンの「All Things Must Pass」(アメリカのキャピトルレコード)やビートルズの「Magical Mystery Tour」(アメリカのキャピトルレコード)は、たまたま十字屋にあったものを買ったのですが、買っておいて良かったと思います。その時にはよくわからなくて買ったのです。

話を戻します。「Machine Head」に入っていた曲は、

ハイウェイ・スター – Highway Star (6:05)
メイビー・アイム・ア・レオ – Maybe I’m A Leo (4:51)
ピクチャーズ・オブ・ホーム – Pictures Of Home (5:03)
ネヴァー・ビフォア – Never Before (3:56)
スモーク・オン・ザ・ウォーター – Smoke on the Water (5:40)
レイジー – Lazy (7:19)
‘スペース・トラッキン – Space Truckin (4:31)

です。何も知らずにたまたま買ってみた1枚が代表作だったようです。A面1曲目の「Highway Star」がいいですね。「Smoke on the Water」も「Space Truckin」もいいです。でもこれでいきなりハードルが上がってしまい、次に買った2枚目「Deep Purple In Rock」を少し物足りなく感じました。「Deep Purple In Rock」の収録曲は下記です。「スピード・キング」と「チャイルド・イン・タイム」とB面の1曲目から3曲目までが印象に残っています。

スピード・キング – Speed King  4分18秒/5分51秒(CD)[4]
ブラッド・サッカー – Bloodsucker 4分12秒
チャイルド・イン・タイム – Child In Time 10分15秒
フライト・オヴ・ザ・ラット – Flight Of The Rat 7分52秒
イン・トゥ・ザ・ファイア – Into The Fire 3分29秒
リヴィング・レック – Living Wreck 4分30秒
ハード・ラヴィン・マン – Hard Lovin’ Man 7分10秒

私が買ったディープ・パープルのLPレコードは上記2枚ですが、今は持っていないので残念です。どうしたのか全く覚えていません。高校生の時に誰かにやったのかな〜

あと、好きな曲は「Burn」です。これはかなり有名なので、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。それから「Black Night」は数年前までコーヒーのCMに使われていましたね。

B’zのアルバム「EPIC DAY」に収録されているB面の1曲目「EPIC DAY」は「BURN」を彷彿とさせますが、私は「Highway Star」の要素も入っていると感じます。稲葉さんのボーカルが始まる前のところです。そんな感じで楽しんでいます。

私は王様の「深紫伝説」のCDも持っています。かつてはカラオケでもよく歌いました。

QUEEN

オペラ座の夜

1975年、小学校6年の頃、土曜日の午後、縁側でひなたぼっこをしながらラジカセでFMリクエストアワーを聴いていました。FM鹿児島放送局です。その時、すごい曲がかかりました。英国のハードロックグループ、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディー」という曲でした。当時小学6年生の私に英語がわかるわけもなく、何が衝撃的だったかというと、「ガリレオ〜、ガリレオ〜、ガリレオフィガロ〜」と甲高い声で歌っていたところです。とても変わった曲だな〜と思って、とても面白かったことです。

これで私はクィーンに興味を持ちました。EPレコードも買いました。EPレコードは1分間に45回転するドーナツ盤です。今はほとんど目にすることはありませんね。「ボヘミアン・ラプソディー」が収録されているアルバムは4枚目の「A Nihght At The Opera(邦題:オペラ座の夜)」です。その次のアルバム「A Day AT The Races(邦題:華麗なるレース)」の最後の曲「 Teo Torriatte (Let Us Cling Together)(邦題:手をとりあって)」では日本語で「手をとりあってこのままいこう、愛する人よ。静かな宵に光を点し、愛しき教えを抱き」と歌っているのを聴いて、一気にクィーンに親近感が湧きました。そのあと、以前の「キラー・クィーン」なども後追いで知ることになり、完全にはまってしまいました。(でも、LPレコードを買いそろえることはしなかったです。中島みゆきも好きでしたが、LPレコードは前期から「寒水魚」のあとの数枚までしか買いませんでした。その点はビートルズの場合と明らかに違います)

この曲「ボヘミアン・ラプソディー」はとても長いのが特徴で、3つのパートからなる組曲です。しかも、多重録音して重厚に作ってあります。とても気に入ったことは言うまでもありません。最初はフレディー・マーキュリーの声でバラードが静かに始まり、第二部でオペラのような雰囲気になり、第三部でゴリゴリのハードロックになります。そして、最後は「Nothing really matters to me」「Anyway the wind blows」でドラのような楽器がゴーンと鳴って終わります。

クィーンは母国英国ではボロクソに叩かれていましたが、日本から人気に火がついてある意味「逆輸入」だったと言われています。何となく、日本人の感性に合うのかもしれませんね。(ちなみにあまり関係ないですけど、浜田省吾は熊本で人気がありました。)

何でも、この曲、2000年頃、英国で大規模な人気投票が行われ、ミレニアム(1000年)の歴史の中で最も好きな曲の第1位に選ばれた曲です。2位はジョン・レノンの「イマジン」でした。ジョン・レノンに勝つのは凄くないですか。

「ボヘミアン・ラプソディー」は多重録音してあります。8トラックをトラックダウンしてステレオにする際に何回も重ねて重厚なオペラ調にしてあることがNHK BSの番組に「世紀を刻んだ歌」というシリーズでやっていました。「世紀を刻んだ歌」の1回に「ボヘミアン・ラプソディー」を扱った回があったのです。録画していたのですが、DVDレコーダーが壊れてしまい、もう残っていません。もしかしたらDVDにコピーしていたと思うので、探せばあるかもしれません。その中で、トラックダウン前の1トラックだけを再生している場面があって、フレディーの声だけが入っていました。ああ、こうやって重ねていくのか〜と妙に納得したのを覚えています。そういうのを組み合わせてトラックダウンしていくのだなというのが個人的には興味深い番組でした。

組曲のようなものといえば、ビートルズの「A Day In The Life」もそうですし、Led Zeppelinの「Stairway To Heaven(邦題:天国への階段)」は明らかに組曲です。組曲ですから一般に長くなる傾向があります(「A Day In The Life」はそこまで長くないですが)。どれも甲乙つけ難いのは言うまでもないですし、聞き応えがあります。その中でも「Bohemian Rhapsody」は個人的な好みで別格のように思います。

英語の学習の観点から言えば、「Nothing really matters」というのは、当時の自分には難しいものでした。

それから、フレディー・マーキュリーの声は4オクターブ出ると言われていました。オクターブはoctaveと書きます。タコは8本足があるのでoctopusです。つまり、ドレミファソラシドの8個で1オクターブなわけです。これが4回繰り返される範囲の声が出るのは凄いですね。でも、これが最高というわけではなく、マライア・キャリーは5オクターブ、日本のミーシャも5オクターブ、デーモン小暮閣下は4オクターブと言われていますね。ガソリンはオクタンで、炭素Cが8個の化合物です。でもレギュラーガソリンは7個の化合物ヘプタンなども混ざっていたりするので、ハイオクはオクタン価が高いという意味です。オクタンはアンチノッキング性能が高いのです。octは8を意味する接頭語です。ちなみに、アメリカ国防総省ペンタゴンは綴りがpentagonですが、5角形という意味ですね。

TOTO

「I’ll Supply The Love」をよく耳にしていました。今でも日曜日の朝の「シューイチ」の中で流れていますね。「Child’s Anthem」もCMや番組内のBGMでよく耳にします。

今日は私が大学1年生の時、1982年に発売されたTOTO IVについて書こうと思います。当時のLPレコードはだいたい2500円だったのですが、なぜかこのLPレコードは2000円でした。熊本市の上通りにあったWoodstockで買いました。それがTOTOとの初めての出会いでした。学生寮に戻り、聴いてみました。

最初聴いた時は、まあこんなものか、という感じで、何てことなかったのですが、何回か聴いているうちに、じわじわと良さがわかってきました。スルメのような感じですかね。特に気に入ったのが「AFRICA」です。今でもよく聴きます。数年後にCDも買いました。国内盤(税込み1800円)(CBS Sony Group Inc.となっています)と、そのあと輸入盤です。輸入盤にはジャケットには価格は書いてないので、当時の為替も影響したでしょうが、レシートも保管していないので今ではわかりません。レーベルを見ると、Made in Austriaとなっています。

そのあと、遡って2枚目「Hydra」のLPレコードを買いました。「St. George and The Dragon」とか「99」が入っているやつですね。そして、そのあと3枚目の「Turn Back」を買いました。「Goodbye Elenore」とか「Turn Back」、「English Eyes」が入っているやつです。そして、随分後になってから5枚目の「Isolation」のCDを買いました。これも好きなアルバムの1枚です。レコードを買っておけばよかった、と後悔しました。

TOTOの曲には女性の名前がタイトルになっているのが多いですね。1枚目では「Angela」とか「Manuela」、2枚目では「Lorraine」、3枚目はないけれども、4枚目では「Rosanna」、5枚目では「Holyanna」といった具合です。Angelというのもいくつか出てきますね。

これは私の単なるイメージですが、TOTOとBOSTONは何となく共通点があるように勝手に思っています。BOSTONの「More Than A Feeling」(邦題:幻想飛行)は中1の時(1976年)、必死にラジカセでエアチェックによってテープに録音しようとしていたのを思い出します。そして2枚目の「ドント・ルック・バック」は中3の時(1978年)でした。はがきを出してリクエストしたりもしました。でも、いつかかるかわからないし、そんなこんなで熱中した青春時代です。とても好きな曲でした。平成二桁の年代になってから2枚ともCDを買いましたが、音質はあまり良くありません。やはり、1976年とかの時代と比べて現在の技術の変化を感じます。

TOTOを聴くと今でも私の大学時代、学生寮の風景を思い出します。大切なLPとCDです。

現在

上記の5グループのレコードは今ではQUEENとTOTOのものしか持っていません。Bay City RollersとCheap TrickとDeep PurpleのLPはもうありません。当時はコレクションしていこうという考えもありませんでした。集め始めたのは高校生の頃からでした。だから、QUEENとTOTOのLPは全部ではないけれども、買った分は今でも大切に保管しています。

それでは、また。







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