↑DENON CD Player DCD-755Ⅱのトレイ開閉用ゴムベルトとしてヤフオクで即決購入したONKYO用ゴムベルト 24816038対応(直径25mm×1.6mm角×1.6mm角の角ゴムベルト1本入り 出品者:CDパーツマン)(10月30日夕方発送、6日朝10時前後郵便配達済み、2023年11月6日10:28撮影)
10年前に同じゴムベルトを同じ機種で交換したので、10年ぶりの2回目になります。交換作業は1回目の交換のサイトを見ながら行い、細部を加筆・修正しました。
今回で2回目のゴムベルト交換となりますが、交換手順は過去の1回目のサイトを見てもらうとして、このページでは以下に要点をまとめました。
ちょうど10年前にDENON CD Player DCD-755Ⅱのトレイ開閉がうまくいかなくなったので、CDパーツマンのWEBサイトでONKYO用ゴムベルト(24816038対応)を購入して、工具を使って自分で交換作業を行いました。その時はトレイがちゃんと作動するようになりました。そしてちょうど10年経った現在、また同じ症状に見舞われました。
ゴムベルトの購入
そこで、ヤフオクで出品されていた即決260円のONKYO用ゴムベルト 24816038対応(直径25mm×1.6mm角×1.6mm角の角ゴムベルト1本入り 出品者:CDパーツマン)を「今すぐ落札」(誰とも競合せずに購入)しました。同じゴムベルトなので今回もうまく行くと楽観していました。なお、かかった料金の総額はは落札価格の260円で済んだわけではありません。郵送料84円とコンビニ手数料100円を加えた444円が支払った総額です。これでCDプレーヤーが直るのなら安いものです。自分でできる人は安く上がります。
ゴムベルトが届くまで
当該ゴムベルト(直径25mm×1.6mm角×1.6mm角の角ゴムベルト)はヤフオクで落札(即決)して2023年10月30日15:22にコンビニでの支払いを完了したところで購入手続きを完了しました。商品が普通郵便で届いたのは2023年11月6日の午前中で、3連休もあったことから届くのに1週間かかりました。封筒の中身を確認してからヤフオクの取引ナビのサイトで受け取り連絡と出品者評価を済ませました。そしてさっそく交換作業に入りました。
ONKYO用ゴムベルト 直径25mm×1.6mm角×1.6mm角 24816038対応。DENON CD Player DCD-755Ⅱの上に載せて撮影。(2023年11月6日10:27)
以下に通算2回目の交換手順における注意点を記述します。交換手順は1回目の交換を参照してください。
2回目の交換作業にかかった時間
2回目の交換は1時間以内で終わりました。
自分で交換作業を行う際の注意点
往路はCDプレーヤーの劣化したゴムベルトを交換するまでで、復路はゴムベルトを交換した時点から元の姿に戻していくまでです。復路では折り返し地点(ゴムベルト交換を終えた時点)から全く同じように逆に辿っていくことになります。
DENON CD Player DCD-755Ⅱの交換前の古いゴムベルト。そんなに弛んでいるようには見えませんが、トレイの開閉に支障が出ているのは確かです。
(2023年11月6日10:53)
DENON CD Player DCD-755Ⅱから取り出した古いゴムベルト。楕円形に癖がついています。これがトレイ開閉に悪さをしているのでしょう。
(2023年11月6日10:54)
DENON CD Player DCD-755Ⅱから取り外した古いゴムベルト(左)と今回購入した新しいゴムベルト(右)。両方ともONKYO用ゴムベルト 24816038対応(直径25mm×1.6mm角×1.6mm角の角ゴムベルト)。(2023年11月6日10:55)
ビニール袋から出した新しいゴムベルト(右側)を古い方(左側)と比べてみると、古い方が楕円状に変形しているだけでなく、円周が少し伸びているように見えます。CDプレーヤーを使わないまま長期放置しているとゴムベルトに癖がついてあまり良くないことが示唆されます。(2023年11月6日10:55)
ピンセットを抜き取ればゴムベルトの交換作業は終わりです。(2023年11月6日10:57)
新しいゴムベルトはたるみもなく良好な状態です。これでトレイ開閉用のゴムベルトの交換はうまくいきました。あとは本体を分解と逆の手順で組み立てて終わりです。(2023年11月6日10:58)
電源を切るのは往路でOPENボタンを押してトレイを出した時点からで、ゴムベルト交換がうまくいったか確認するのは電源を入れるのは復路でゴムベルトを交換してそこを覆っているプラスチック製の黒いカバーを元の状態に戻した時点からで良いと思いますが、もっと安全策をとるならば、さらに組み立てて元に戻す作業を行って、磁石のついたカバーをネジで固定した時点で電源投入した方が良いかもしれません。そこでCLOSEボタンを押してトレイが本体の中にちゃんと入っていくかを確認します。
しかし、最も安全なのは全部組み立ててから電源投入してCLOSEボタンを押してトレイが本体の中にちゃんと入っていくかを確認することです。そしてもう一度OPENボタンを押してトレイが本体の中から出てくるかを確認することです。この場合、動かなかったらもう一度振り出しに戻って作業をすることになります。しかし、面倒でも組み立て完成の最終状態に戻してから作動確認するのが最も無難であることは言うまでもありません。
ゴムベルトの交換作業を終えて分解作業の逆の手順で組み立てて元に戻したDENON CD Player DCD-755Ⅱ。トレイは正常に開閉しました。(2023年11月6日11:15)
電源を切るタイミングと入れるタイミング
電源のON/OFFはトレイが外に出ている状態で行います。すなわち、ゴムベルトをまだ交換していなくてトレイは外に出ている状態で電源を切って作業を始めます。そして、ゴムベルト交換を終了してトレイは外に出ている状態で電源を投入して正常に作動するか確認します。
言い換えると、トレイを機械的に外側に出した状態(OPENボタンを押して出てきた状態)で電源を切って作業をして、作業が終わったら電源を入れてCLOSEボタンを押してトレイを引っ込めるという流れです。
分解している途中で電源を入れて機械を操作すると壊れる可能性が高いと思われるので、慎重にする必要があります。中途半端に部品が外された状態で電源を入れて作動確認をすると機械的にダメージを与える可能性が高いのは容易に想像がつきます。自分で修理する際にはそこがいちばん怖いところでした。
交換作業を終えて感じたこと
トレイ開閉が調子が悪いと感じたらすぐに交換作業をした方が無難と思われます。なぜならば、トレイが開かなくなったら下記の作業は難しいことが想定されるからです。私の場合はトレイが開かなくなった状態でのゴムベルト交換はしたことがありませんので未知の領域ですが、トレイが開かなくなった状態(かなり悪化した状態)でCDプレーヤーを分解するのは困難であろうことは想像に難くないと思います。症状の早期発見ですぐに対処することが肝要と思われます。
空気中には酸素があるので、真空状態でもない限り、ゴムは酸化されて劣化するのは避けられないことです。ゴムベルトは遅かれ早かれいつかダメになるものです。それなら症状を見つけ次第できるだけ早い時期に対処するのが最善の策です。なお、予備のゴムベルトを買っておいて長期保存した場合はどうなるかについては私も経験がありません。保存状態にもよるかもしれません。真空デシケーターでもあればその中に保管するのも良いかもしれませんが、化学の実験室でもない限り、なかなかそこまではしませんね。
その他
私のDENON CD Player DCD-755Ⅱは人によっては機械音が気になるかもしれないレベルです。だけどまだまだ使えるはずです。とはいえ、ゴムベルトはあと10年ぐらいは使えるかもしれませんが、本体の方がだめになるのが早いかもしれません。これからも大事にしていきたいと思います。