子スッポンの驚くべき柔軟性と異常に見える行為の原因の考察

↑上のアイキャッチ画像は子スッポンが甲羅の最も遠い部分、すなわち尻尾のあるところの甲羅の部分を首を伸ばして噛もうとしているところを撮ったものです。

以下に子スッポンが首を伸ばして甲羅の最後部を噛もうとしている場面の動画をいくつか紹介しています。痒いのでしょうか。買い始めた初日にヒルが吸い付いていた時も首を伸ばして取ろうとしていたので、甲羅にも神経が通っていて、今回も何らかの感覚があるのは確かです。

石につまずいてこけた後にその場を取り繕うかのような子スッポンの様子(2019年4月23日)

スッポン
子スッポンが水槽内の大きな石につまずいてこける前の様子。これから約2分半後に石につまずいて下に落ちてしまいます。(2019年4月23日10:53撮影)

水槽内の子スッポンの左足が大きな石にひっかかってこけてしまいました(2分34秒のところ)。橋のたもとに落ちた形です。子スッポンにもばつが悪いという感覚があるのかはわかりませんが、そのあとすぐに首を伸ばして反り返り、背中を掃除し始めました。あたかもその場を取り繕うかのような行動に見えました。その一連の行動がとてもスムーズに移行していきました。(2019年4月23日10:56撮影)(2019年4月23日公開)

甲羅の最後部を噛もうとしている子スッポンの驚くべき柔軟性(2019年4月23日)

スッポン
子スッポンが首を伸ばして甲羅の最後部を噛もうとしている様子。(2019年4月23日13:24撮影)

水槽内の子スッポンが首を伸ばして甲羅の最後部を一生懸命噛もうとしている様子を動画に収めました。(2019年4月23日13:37撮影)(2019年4月23日公開)

バランスを崩しながら仰け反っている子スッポン(2019年4月23日)

水槽の中でバランスを崩しながら仰け反っている子スッポンの奇妙な行動を動画に収めました。(2019年4月23日15:18撮影)(2019年4月23日公開)

手のひらの上で子スッポンに水を飲ませた結果(2019年4月23日)

手のひらの上で子スッポンに水道水を与えたところ、喉をゴクゴク動かして飲みました。19秒のところで鼻からピーッと水を噴射しました。(2019年4月23日18:13撮影)(2019年4月23日公開)

まとめと今後の予定(2019年4月23日現在)

これらの映像だけから判断すると、指を噛まれないようにスッポンを持つことは事実上無理ではないかと思われます。柔軟性に個体差があるとか、子スッポンは柔らかいけれども大きなスッポンはどうでもないなら話は別ですが、首の付け根から最も遠いところの甲羅を持っても、指まで届く十分な首の長さがあるように見えます。これから観察していく中で明らかになるかもしれません。

首を伸ばして甲羅の最後部あたりを噛もうとしている子スッポン(2019年4月24日)

スッポン
子スッポンが首を伸ばして甲羅の最後部あたりを噛もうとしている様子。痒いのかもしれません。(2019年4月24日13:24撮影)

子スッポンが痒くてたまらなかったのか、石が動くほど暴れました。(2019年4月24日13:24撮影)(2019年4月24日公開)

首を伸ばして甲羅の最後部あたりを気にしている子スッポン(2019年4月25日)

スッポン
子スッポンが甲羅の最後部に首を伸ばしている様子。この光景をよく見かけます。(2019年4月25日10:20撮影)

子スッポンがかなり激しく動いている動画です。15〜16秒のところで左の後ろ足で尻尾付近を搔こうとしているのも映っています。痒いのかどうかはわかりませんが、特定の部分が気になっているのは確かなようです。(2019年4月25日10:20撮影)(2019年4月25日公開)

首を伸ばして尻尾の付近の甲羅を噛もうとする行為の原因(2019年4月25日現在)

ここ数日、首を伸ばして尻尾の付近の甲羅を噛もうとする(実際は噛んでいない)行為がかなり多いです。まずは水質の悪化を疑いましたが、水を抜いて新しい水を補充しても異常行動は収まりませんでした。そこで、もしかしたら水草が茂ってきて居場所が少なくなったためのストレスではないかと考えました。そしてアナカリスを切って束ね直しました。これによって水草の占める割合は減少しました(4月24日)。これで本質的な解決になるとは思えませんでしたが、実際に翌日も首を伸ばして尻尾の付近の甲羅を噛む行為は止まりませんでした。もしストレスが原因であるならば環境を変えなければならないと思います。このような自傷行為にも見える異常行為の原因はわかりませんが、明らかに異常な行為だというのはわかります。痒いのかもしれないので、イソジンで消毒してから乾燥タオルに寝せたりして、時々水を飲ませたりしています。今のところ体が乾いた状態では噛む行為は見せていないので、水に入っていない時間をできるだけ増やしている形です。

スッポン
子スッポンが甲羅の最後部に首を伸ばして齧った跡。白っぽい部分が削れているのがわかります。水槽の水が合わずに痒くなったのではないかと推測しています。グリーンウォーターの苔とかが痒みを生じさせる原因ではないのでしょうか。夜は水道水と砂を入れたコンテナに移していますが、一度も齧ったことがないからです。早く気づいて良かったです。(2019年4月25日14:07撮影)

スッポン
1枚前の写真を部分的に切り取って拡大しました。痛々しいです。(2019年4月25日14:07撮影)

子スッポンを新しい水槽に移して3日目の朝(2019年4月28日)

尻尾付近を噛む行動をしないように環境を変えました。水質が原因だと考えました。メダカは一緒に入れないようにしてカルキ抜きしていない水道水を用いるようにしました。ミナミヌマエビとタニシとカワニナを子スッポンと一緒に入れました。容器は昆虫用のプラスチック製容器です。

スッポン
3日目の朝の水槽の様子。(2019年4月28日10:04撮影)

子スッポンが水槽の中を餌を探して歩き回っている時にミナミヌマエビが警戒して後ずさりしたり、同時に離散したりするところを動画に収めました。(2019年4月28日8:30撮影)(2019年4月28日公開)

子スッポンとミナミヌマエビとタニシ(2019年4月30日)

子スッポンが近づいてくると逃げるミナミヌマエビの様子を動画に収めました。逃げた後に、すぐにタニシの背中に乗っていました。ミナミヌマエビはタニシやカワニナの殻の上に生えているコケなどが大好物のようで、乗っているところをよく見かけます。(2019年4月30日11:54撮影)(2019年4月30日公開)

子スッポンとミナミヌマエビと赤ちゃんタニシ(2019年5月1日)

赤ちゃんタニシとミナミヌマエビのあとに子スッポンが映っている動画です。(2019年5月1日17:15撮影)(2019年5月1日公開)

日光浴中に走る子スッポン(2019年5月7日)

スッポン
子スッポンを金魚鉢に入れて窓辺で日光浴させているところ。自傷行為により甲羅の最後部が噛んで欠けていますが、現在治療中です。(2019年5月7日8:58撮影)

子スッポンを金魚鉢に入れて窓辺で日光浴させているところを録った動画です。休み休みですがよく走ります。甲羅の最後部が噛んで欠けているのが痛々しいです。現在治療中です。長めの日光浴も治療の一環です。うまくいってほしいです。(2019年5月7日9:00撮影)(2019年5月7日公開)







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