26匹目と28匹目のスッポンを捕獲して治療後安全な場所にリリースするまで

↑上のアイキャッチ画像は2019年7月26日の13:12に撮影した2019年に遭遇した26匹目(右)と28匹目(左)のスッポン。

2019年になってから観察した26匹目以降のスッポンのうち、26匹目と28匹目を捕獲しました。イソジンで消毒して2時間後、テラマイシン軟膏も塗りました。一晩観察してリリースする予定です。それまでの観察記録です。

2019年に入って26匹目のスッポンを一時捕獲(2019年7月26日)

スッポン
住宅地の側溝でスッポンがいたので、網で掬ったら入りました。網に入れたまま安全な下流まで連れて行きました。(2019年7月26日10:58撮影)

昼前の住宅地の用水路で網で掬ったスッポンを網に入れたまま動画に収めました。鋭い眼光です。(2019年7月26日10:58撮影)(2019年7月26日公開)

スッポン
背中はきれいです。(2019年7月26日10:59撮影)

スッポン
昆虫用のプラスチック用の容器に入れた26匹目のスッポン。(2019年7月26日11:44撮影)

スッポン
昆虫用のプラスチック用の容器に入れた26匹目のスッポン(右)。左側は28匹目のスッポン。(2019年7月26日11:54撮影)

昆虫用のプラスチック用の容器に入れた26匹目のスッポンを動画に収めました。(2019年7月26日12:22撮影)(2019年7月26日公開)

2019年に入って観察した28匹目のスッポンを一時捕獲(2019年7月26日)

スッポン
住宅地の側溝から網で掬ってきたスッポンをプラスチック容器に入れました。ひっくり返っていますが、起き上がろうとはしませんでした。(2019年7月26日11:30撮影)

スッポン
起こしてやったら動き出しました。(2019年7月26日11:31撮影)

昆虫用のプラスチック用の容器に入れた28匹目のスッポンを動画に収めました。(2019年7月26日12:20撮影)(2019年7月26日公開)

スッポン
28匹目のスッポンはけっこうひどい皮膚病に罹っています。(2019年7月26日12:22撮影)

2019年に入って26匹目と28匹目のスッポンの動画(2019年7月26日)

昆虫用のプラスチック用の容器に入れた26匹目と28匹目のスッポンを動画に収めました。この動画には写っていませんが、お互いに相手の首の横の甲羅を噛み付いた時もありました。でも、すぐに離しました。やはりスッポンの多頭飼いはよくないようです。(2019年7月26日11:55撮影)(2019年7月26日公開)

スッポン
昆虫用のプラスチック用の容器に入れた2019年に観察した26匹目(右側)と28匹目(左側)のスッポン。(2019年7月26日13:12撮影)

スッポン
コスモスから買ってきた人間用の抗生物質のテラマイシン軟膏を綿棒で塗りました。(2019年7月26日14:25撮影)

26匹目と28匹目のスッポンの腹の色の比較(2019年7月26日)

スッポン
26匹目のスッポンは少し赤っぽい腹の色をしています。(2019年7月26日17:59撮影)

スッポン
28匹目のスッポンの腹は26匹目と比べるとあまり赤くはありません。(2019年7月26日17:59撮影)

一泊した早朝の26匹目と28匹目のスッポン(2019年7月27日)

スッポン
一泊した早朝の26匹目と28匹目のスッポン。皮膚病のところはあいかわらずです。(2019年7月27日6:47撮影)

一泊した26匹目と28匹目の2匹のスッポン。元気です。今日の午前中にリリースに行きます。(2019年7月27日6:49撮影)(2019年7月27日公開)

抗生物質を塗った後の26匹目と28匹目のスッポン(2019年7月27日)

スッポン
皮膚病のひどかった28匹目のスッポン。皮膚病のところにテラマイシン軟膏を塗りました。(2019年7月27日7:01撮影)

スッポン
皮膚病は少なかった26匹目のスッポン。皮膚病は甲羅の後ろの方に少しだけあったので、テラマイシン軟膏を塗りました。(2019年7月27日7:02撮影)

テラマイシン軟膏を塗った後の26匹目と28匹目の2匹のスッポン。(2019年7月27日7:04撮影)(2019年7月27日公開)

リリース前に自宅で撮ったプラスチック容器内の26匹目と28匹目の2匹のスッポン(2019年7月27日)

スッポン
背中に皮膚病がある28匹目のスッポン。(2019年7月27日8:31撮影)

スッポン
左が皮膚病は少なかった26匹目のスッポン。右が皮膚病のひどい26匹目のスッポン。(2019年7月27日8:37撮影)

これからリリース場所に行くという時に自宅で動画撮影したプラスチック容器の中の26匹目と28匹目の2匹のスッポン。(2019年7月27日9:43撮影)(2019年7月27日公開)

スッポン
スッポンのふん。このサイズのスッポンはこのぐらいのふんをするというのがわかります。私が飼っている子スッポンのふんはこれよりかなり細いです。(2019年7月27日10:01撮影)

リリース場所に着いたプラスチック容器内の26匹目と28匹目の2匹のスッポン(2019年7月27日)

スッポン
ここなら安全な場所でエサも多いと思われるリリース場所に着きました。水はあまりきれいではないですが、元いた場所よりは断然きれいで、水も豊富です。(2019年7月27日10:25撮影)

プラスチック容器内の最後の姿と思って動画に収めました野生の血がさわぐのか、よく顔を水面から上げました。(2019年7月27日10:29撮影)(2019年7月27日公開)

26匹目と28匹目のスッポンがプラスチック容器から用水路に落ちる瞬間(2019年7月27日)

スッポン
いよいよリリースする時がきました。たった1日とはいえ情が移っていざリリースとなるとちょっと寂しいです。最初に落ちるのは皮膚病がひどい方の28匹目のスッポンです。(2019年7月27日10:31撮影)

プラスチック容器の中から滑り落ちるところを動画に収めました。最初に落ちたのは28匹目のスッポンでした。落ちた後に48秒のところで画面右下に泳いでいるところが少し映っています。達者でなー。そして最後に滑り落ちたのは26匹目の方で、落ちるまで首を90度に高く上げていました。落ちた後はどこに行ったかわかりませんでした。きっと底に潜って無事に逃げたことでしょう。2匹とも達者でなー。皮膚病が早く治ったらいいなー。またいつか会おうなー。(2019年7月27日10:32撮影)(2019年7月27日公開)

まとめ(2019年7月27日現在)

皮膚病のところは皮が剥がれることがわかりました。ピンセットでつまんだら薄膜が簡単に剥がれました。やはり、水の流れの少ない用水路で見かけるスッポンは大小にかかわらずほとんどのスッポンが皮膚病に罹っている事実から、かなり不衛生な環境であることがわかります。でも、大きい川ではないから仕方ないところもあります。それでも人間に捕まって食べられてしまうよりはいいでしょうか。

子スッポンのお腹は一般に赤いので、そういう意味では26匹目のスッポンの方が26匹目よりも若干若いのかもしれません。しかし、環境で変わる可能性もあるので一概には言えないかもしれません。大きさはあまり変わらないのでほぼ同時期に孵化して似たような環境で生きてきた可能性が高いです。孵化から1年〜2年ぐらいだと思われます。もしかしたらうちで飼っている子スッポンと同期かもしれません。

ふんの大きさは今飼っている2匹の子スッポンのものよりだいぶ太いことがわかりました。甲長は飼っている2匹の子スッポンが5cm、今回一時捕獲した2匹が7cmでした。2cmしか差がないにもかかわらず、体は丸いので持った感じの重量感とか、見た目の大きさはけっこう違います。そう考えればふんの大きさもけっこう変わっても不思議ではありません。

たった一晩でも水槽の水は濁ってけっこう臭くなります。そう考えると、魚と一緒の水槽で飼っている子スッポンは水をそんなに汚さないし、においもそんなにありません。グリーンウォーターとかバクテリアのおかげで糞尿がある程度浄化されているのかもしれません。そうであればオイカワと混泳させることは水質の安定化に有効なのかもしれません。ただ、スッポンの体が小さい今のうちしかできない方法なので、大きくなってきたら魚と混泳させることはできなくなります。もちろん私の場合の話であって、他の人はそうでもないかもしれません。

こうして甲長7cmの2匹のスッポンを一晩観察してリリースしたわけですが、今飼っている甲長5cmの2匹の子スッポンがこのぐらいの大きさになった時のシミュレーションができました。また、尻尾が鋭く尖っていることも確認できました。よって、今飼っている2匹のうちの最初の1匹が尻尾を噛んで短くなっていることがとても残念でした。そのような環境にしてしまったことが悔やまれました。

もしかしたら今回の2匹は自然の中で育ったから甲長7cmになったわけで、本当は私が飼っている甲長5cmの2匹と同じ年に孵化したのではないかという気がしています。もしくは1年先輩になるぐらいだと思われますが、私の勘では前者のような気がしています。







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