2022年に観察した野生のスッポンの記録:冬眠明け間近の兆候と2匹目〜9匹目の観察

↑上のアイキャッチ画像に2022年2月28日の17:46に近所の用水路で撮影したスッポンが通った跡と思われる2本の筋。

2022年になって近所の用水路や側溝で遭遇した野生のスッポンの2匹目以降の記録を写真と動画で以下に示しています。

2022年になってからは3月4日現在でまだ1匹だけです。でも、この1匹は寒さで仮死状態になっていたので例外的です。春になって冬眠明けのスッポンに出会えるのはもう少し先になりそうです。まずは出て来そうな気配から紹介しています。

スッポンが移動した痕跡ではないかと思われる用水路の砂の掘り起こされた部分(2022年2月28日)

スッポン
今日は暖かい日でした。夕方のウォーキングの途中で、用水路の砂に色が違う筋ができているところをよく見かけました。スッポンが移動した跡ではないかと思っています。(2022年2月28日17:46撮影)

スッポン
50メートルほど下流のところにもこのように何かが通って掘り起こされたような跡が数ヶ所ありました(写真は撮っていません)。(2022年2月28日17:46撮影)

スッポン
中央部分をさらに拡大しました。やはりスッポンが残した跡の可能性が高いと思います。2022年2匹目の野生のスッポンに会える日も近いかもしれません。俄然3月が楽しみになりました。(2022年2月28日17:46撮影)

もうすぐスッポンが見られそうな予感(2022年3月3日)

スッポン
夕方の用水路の砂についていたスッポンが通ったと思われる跡。(2022年3月3日17:55撮影)

スッポン
スッポンが通った(地中から出て来た)跡と思われる部分を拡大。(2022年3月3日17:55撮影)

スッポン
少し下流側から撮影。(2022年3月3日17:55撮影)

スッポン
スッポンが通った(地中から出て来た)跡と思われる部分を拡大。比較的暖かいと思われる晴れた日にはスッポンがつけたものと思われるこのような痕跡が見られます。(2022年3月3日17:55撮影)

結果と考察(2022年3月3日現在)

まだ3月上旬で、まだまだ肌寒い日が続きますが、太陽が出ている比較的暖かいと思われる晴れた日には砂から出て来たと思われる痕跡が見られるようになりました。1匹目は例外的でしたが、冬眠から覚めた2匹目が見られる日も近そうです。

2022年に観察した2匹目の野生のスッポン(2022年4月7日)

スッポン
夕方の公園の用水路に1匹のスッポンがいました。大きい方だと思います。(2022年4月7日17:43撮影)

スッポン
少し下流側から撮影。(2022年4月7日17:43撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。(2022年4月7日17:43撮影)

2022年に観察した2匹目の野生のスッポンの動画です。終始動きませんでした。この動画を撮影し終えてからしばらくしてもう一度通りかかった時に見たら、やはり動いていませんでした。(2022年4月7日17:45撮影)(2022年4月7日公開)

スッポン
動画撮影終了直後に撮影。(2022年4月7日17:45撮影)

スッポン
少し下流側から撮影。(2022年4月7日17:45撮影)

スッポン
少し歩いて帰路に就いた時にもう一度見てみました。全く動いていません。普通は人間が見ている間は全く動かず、少し目を離した隙にササッと隠れるのですが、今日のスッポンはピクリとも動きません。でも死んでいるわけではありません。(2022年4月7日17:48撮影)

スッポン
ズームで撮影。(2022年4月7日17:48撮影)

スッポン
少し歩いてもう1枚撮影。(2022年4月7日17:49撮影)

スッポン
少し歩いて最後の1枚撮影。(2022年4月7日17:49撮影)

2022年に観察した3匹目の野生のスッポン(2022年4月25日)

スッポン
住宅地の側溝で餌を探していたスッポン。(2022年4月25日17:26撮影)

スッポン
住宅地の側溝で餌を探していたスッポン。(2022年4月25日17:29撮影)

2022年に観察した3匹目の野生のスッポンの動画です。住宅地の側溝にいました。とても水が汚いところなのですが、雨が降った後なので汚れが流されていました。食べ物を漁っているようでした。(2022年4月25日17:32撮影)(2022年4月25日公開)

2022年に観察した4匹目の野生のスッポン(2022年4月25日)

スッポン
近所の公園のところを流れる用水路の橋の下にいた2022年に観察した4匹目の野生のスッポン。(2022年4月25日17:45撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。(2022年4月25日17:45撮影)

2022年に観察した4匹目の野生のスッポンが近所の公園のところの橋の下にいました。私を警戒して下流の方に泳いでいきました。このあと5匹目のスッポンを撮影している時に現れました。(2022年4月25日17:47撮影)(2022年4月25日公開)

2022年に観察した5匹目の野生のスッポン(2022年4月25日)

スッポン
近所の公園のところを流れる用水路の橋の下にいた2022年に観察した5匹目の野生のスッポン。甲長は15cm前後に見えました。(2022年4月25日17:47撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。(2022年4月25日17:47撮影)

2022年に観察した5匹目の野生のスッポンが近所の公園のところの橋の下で、側壁に沿って降っていました。私に気づいて警戒して固まったままこちらをずっと見ていました。そこに4匹目のスッポンも現れました。4匹目のスッポンは急いで逃げていきました。(2022年4月25日17:49撮影)(2022年4月25日公開)

2022年に観察した6匹目の野生のスッポンは昨年秋に生まれた卵から春に出てきたと思われる赤ちゃんスッポン!(2022年4月27日)

スッポン
近所の公園のところの水がかなり少ないコンクリートの側溝のところに1匹の赤ちゃんスッポンがいました。こちらを見ていました。このままでは獣や鳥に食べられてしまうと思い、側溝に降りて手で掴みました。全く逃げることなく、キュッとなっていました。噛みつくこともありませんでした。(2022年4月27日17:48撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。上を見ています。このあと動画を撮影して下に降りました。キュッとなっていました。右手を伸ばして掴もうとしても逃げませんでした。赤ちゃんスッポンを右手の中に包んだまま側溝の壁をよじ登って連れて帰りました。(2022年4月27日17:48撮影)

2022年に観察した6匹目の野生のスッポンが近所の公園のところの水のほとんどない側溝にいました。前日の雨でゴミが洗い流されていました。昨年の秋に生まれた卵の中で成長して冬眠に入り、半年経った最近殻を破って出てきたのではないかと考えています。そうでないと辻褄が合わないからです。最近殻を破って出てきてこの辺りに潜んでいたものと思われます。毎年水がなくなってからアオサギ、コサギや獣に食べられてしまうのですが、よくぞ生き残っていた!と思いました。この動画を撮影した後に、側溝に降りて手で掴んで保護しました。そのまま連れて帰りました。甲長は3.1cmでした。(2022年4月27日17:49撮影)(2022年4月28日公開)

2022年に観察した7匹目の野生のスッポン(2022年5月16日)

スッポン
夕方の住宅地の側溝の水たまりにいたけっこう大きいスッポン。今年観察した3匹目に酷似しています。雨が降った時だけ通れるトンネルを通って100メートルほど下ってきたのだと思います。(2022年5月16日17:24撮影)

スッポン
私が見ているのに気づいてこちらを見ています。私はこのスッポンを覚えていますが、このスッポンは私に見覚えがあるでしょうか。(2022年5月16日17:26撮影)

2022年に観察した7匹目の野生のスッポンは近所の住宅地の側溝にいました。つい先日まではいなかったので、雨が降った時の増水時に支流の100メートルほど上流から流れてきたのではないかと思っています。下流から上がってきた可能性もゼロではないですが低いと思います。もしかしたら3匹目のスッポンと同一個体の可能性もあります。大きさと背中の模様が酷似しています。しかし、いた場所が異なるということで便宜的に7匹目としておきます。(2022年5月16日17:26撮影)(2022年5月16日公開)

スッポン
私がウォーキングのために歩き出した途端、急に泳ぎだして砂に潜ろうとしました。しかし、そこは砂が少ないのでうまく潜れませんでした。(2022年5月16日17:27撮影)

スッポン
さらにズームで撮影しました。(2022年5月16日17:27撮影)

スッポン
これでもばれていないつもりなんです(たぶん)。(2022年5月16日17:27撮影)

2022年に観察した8匹目の野生のスッポンは昨年秋に生まれた卵から春に出てきたと思われる赤ちゃんスッポン(2022年5月18日)

スッポン
近所の住宅地の側溝(下流域は農業用水路なので稲作時期には水位が上がる側溝)の民家の入り口の橋の下に小さいスッポンがいました。水辺に下りて手を差し出しても逃げませんでした。(2022年5月18日17:27撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。一心不乱に何かを食べているように見えました。だからなのか水辺に下りて手を差し出しても逃げませんでした。手で掴んで公園の水道で洗って連れて帰りました。(2022年5月18日17:27撮影)

スッポン
スッポンの部分をさらに拡大しました。持ち帰って甲長を測ったら3.5cmでした。昨年秋に孵化したにしては甲長が小さいので、昨年は殻を破る前に冬眠に入って、今年2022年になってから殻を破って出てきたのではないかと考えています。そうでないと辻褄が合わないからです。今年産み落とされた卵とすると、5月まで用水路に水がなかったので親スッポンが産みに来ることができないからです。このように物理的に不可能なので、今年産み落とされた卵ではなく、また、昨年秋に孵化した赤ちゃんスッポンとしては小さいので、やはり、卵が成長して殻の中で冬を迎え、そのまま冬眠して暖かくなってから殻を破って出てきた赤ちゃんスッポンならこの甲長でも辻褄は合います。(2022年5月18日17:27撮影)

2022年になってから観察した野生のスッポンとしては8匹目になる赤ちゃんスッポンをウォーキングの途中で見つけました。何かを食べているようでした。デジカメでしばらく録画しました。そのあと、水辺まで下りて手を伸ばしてみたら逃げなかったので掴みました。そして近くの公園で水洗いして手のひらに包んで持ち帰りました。ウォーキングには再び行きました。(2022年5月18日17:28撮影)(2022年5月18日公開)

2022年に観察した9匹目の野生のスッポン(2022年5月28日)

スッポン
住宅地の側溝で餌を探していた大きいスッポン。7匹目がいた場所から50メートルほど下流の住宅地の側溝です。7匹目と同一個体の可能性が高いです。(2022年5月28日17:12撮影)

スッポン
スッポンの部分を拡大しました。(2022年5月28日17:12撮影)

スッポン
7匹目のスッポンの背中の模様と比較するために下の動画の33秒のところの写真を切り出しました。(2022年5月28日17:13撮影)

スッポン
7匹目のスッポンの背中の模様と比較するために下の動画の34秒のところの写真を切り出しました。(2022年5月28日17:13撮影)

2022年になってから観察した野生のスッポンとしては(延べ)9匹目になる赤ちゃんスッポンをウォーキングの途中で見つけました。7匹目と同一個体かもしれないので延べ9匹目としておきますが、背中の模様を比較した感じでは7匹目と同一個体と思われます。食べ物を漁っているようでした。7匹目を見つけた場所から50メートルほど下流の住宅地の側溝にいました。一昨日と昨日はこの場所から50メートルほど下流のところにいましたが、すぐに隠れたので写真も動画も取れませんでした。それと同一個体と思われます。この辺りを水の連続している範囲で移動しているようです。(2022年5月28日17:16撮影)(2022年5月28日公開)







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