自分で産んだ卵を食べる飼育1773日目のスッポン

↑上のアイキャッチ画像は2023年8月6日の朝に撮影した飼育1773日の1匹目のスッポンとそれが産んだ1個の成熟卵(無精卵)。2023年春から今まで6〜7個産んだことになります。初めて原形を留めている卵を見ました。だいたいは気づいた時には食べられているからです。(2023年8月6日8:54撮影)

飼育1773日の1匹目スッポンの飼育容器の中に卵を発見(2023年8月6日)

スッポン収納BOXの中の飼育1773日目のシゲオの様子。横に丸いものがあるのを発見しました。卵でした。未成熟卵ではないちゃんとした成熟卵です。1個です。無精卵です。(2023年8月6日8:51撮影)

スッポンの卵しっかりした硬い卵ですが、よく見ると真球状ではありませんでした。長軸方向の直径は2.2cm、短軸方向の直径は2.1cmでした。無精卵のせいか、殻はあまり白くありません。(2023年8月6日8:53撮影)

スッポンシゲオが卵の方に首を伸ばして顔を近づけました(1枚目/4枚)。(2023年8月6日8:54撮影)

スッポン卵が移動していくのを追いかけていきました(2枚目/4枚)。(2023年8月6日8:54撮影)

スッポン卵に興味津々のようです(3枚目/4枚)。(2023年8月6日8:54撮影)

スッポン食べるかもしれないと思いました。そこで動画撮影することにしました。撮影したのは次の動画です。(4枚目/4枚)。(2023年8月6日8:54撮影)

スッポンが自分の産んだ卵を食べるところを動画撮影(2023年8月6日)

飼育1773日のメスのスッポン(名前はなぜかシゲオ)が自分が産んだばかりの成熟卵を食べるところを動画に収めました。卵黄を特に好んで食べるように見えました。卵白も食べましたが、少し残っていました。卵黄の方を優先的に食べているように見えたのは、卵黄が黄色で視覚的に判別しやすいからでしょうか。2分ぐらいでほぼ完食しました。卵白が水に分散するとけっこう白濁します。(2023年8月6日8:57撮影)(2023年8月6日公開)

スッポン動画撮影を終了してから撮った写真。水が卵白のせいで白濁しています。(2023年8月6日8:57撮影)

殻の断片を取り出して観察(2023年8月6日)

スッポンほぼ完食したので散らかった殻の断片の主なものを水槽から取り出しました。水は白濁しています。(2023年8月6日9:01撮影)

スッポンの卵の殻の小片とそれに付着した卵白割れた殻と、その内側に付いている卵白。白いボウルに入れて撮影しました。(2023年8月6日9:02撮影)

スッポンの卵の卵白の小片スッポンの卵の卵白の小片。若干黄色味がかっていて、鶏卵の卵白のようにプニプニしています。殻は付いていません。(2023年8月6日9:03撮影)

スッポン水が白濁しているのがわかります。(2023年8月6日9:03撮影)

スッポン水換えをしたのですっきりしました。(2023年8月6日9:07撮影)

結果と考察(2023年8月6日現在)

この個体(メスなのに名前はシゲオ)は昨年の7月下旬には柔らかい卵をたくさん産みました。7個ぐらいでしたが、すべて未成熟卵でした。その1年後の2023年夏は8月6日までにほぼ同数の卵を産みましたが、数ヶ月で1日1個ずつでした。しかもしっかりとした硬い殻の卵でした。タイムリーに取り出して観察できたのは今日の1個だけで、それ以前の5〜6個はスッポンが食べてしまった後で、割れた殻だけ残っていました。水が白濁しているので産んで食べたことがわかったという形です。明らかに言えることは、昨年は未成熟卵だったのが、今年はしっかりとした卵だったということです。与えていたエサで特に問題はなかったということと、飼育法もこれで特に問題はなかったといえそうです。また、体調的にも昨年は脱直腸になったりしましたが、今年はそういうこともありませんでした。また、卵はしっかりとしたほぼ真球状の殻でできていたのでカルシウムの摂取は問題なくできていたたといえそうです。しかも昨年は産気づいてか水槽内でドッタンバッタンしていましたが、今年はとくにそういうこともなく、苦しまずにいつの間にかすんなり産んでいるので、その点も安心しました。この個体は私が最初に飼い始めた個体ですが、ストレスで自傷行為したり(甲背甲の最後部を噛んで甲羅の輪郭が直線状になっています)、よく病気や怪我をしました(目の角膜に細菌の蓋ができたり、直腸が出てきてしまったり、後ろ足の爪で太ももの付け根の近くの腹甲ではない柔らかいところを傷つけて穴が空いてしまったり)。シゲオが今まででいちばん動物病院に掛かった回数は多いです。飼育法もよくわからなかったこともあり、いらぬ苦労をかけてしまいました。年に1回は何らかの病気か怪我をしていたのですが、2023年はこれといった病気はしていません(怪我は左手の爪を2本折ってしまっていますが・・・)。病気をしていないということは飼育環境や体調が安定してきている証左といえるので、その点は良かったと思います。でもこれで安心せず、常に万全の注意を払って育てていこうと思っています。







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