水のなくなった側溝から仮死状態のドンコを救出して用水路にリリースした結果

↑上のアイキャッチ画像は2020年12月22日の昼前に近所の水のなくなった側溝で保護した1匹のドンコを水のある用水路まで運んでリリースする直前に撮影したもの(11:48撮影)

以下は近所の水のなくなった側溝で打ち上げられていた1匹のドンコの救出劇です。

昼前に水のなくなった側溝で泥だらけになっていたドンコ(2020年12月22日)

ドンコ
昼前の公園のところの側溝で、水がなくなって干上る寸前になっているドンコを発見しました。もし助かったらこのドンコは「持って」います。(2020年12月22日11:41撮影)

ドンコ
ドンコの部分を拡大。まだ生きているかどうかわかりません。(2020年12月22日11:41撮影)

網で掬ってみたけれど動かなかったドンコ(2020年12月22日)

ドンコ
救出するために網で掬い上げました。(2020年12月22日11:43撮影)

ドンコ
体長は5〜6cmでしょうか。硬直はしていなかったものの、全く動かなかったので、もう手遅れかと思いました。それでも可能性を信じて水のあるところまで運びます。(2020年12月22日11:43撮影)

水のあるリリース場所に到着(2020年12月22日)

ドンコ
水のある用水路の橋のところに到着。網をゆっくりと水面に下ろしました。(2020年12月22日11:48撮影)

ドンコ
ドンコの部分を拡大しました。(2020年12月22日11:48撮影)

仮死状態のドンコを水に浸けてから復活するまでの過程(2020年12月22日)

昼前のウォーキング中、水がなくなっている住宅地の側溝で1匹のドンコが瀕死の状態で泥まみれになっていたので、まだ生きているかもしれないという一縷の望みにかけて水のある用水路まで運びました(11時49分)。そして、水中にリリースしました。そこから動画撮影を始めました。しばらくして胸ビレが動きました。そしてドンコは泳ぎ始めました。しばらくうろうろしていましたが、最後は元気に泳ぎ去りました。このドンコは瀕死の状態から命拾いしました。私が通りかかって気づかなかったら干上がっていたでしょう。運が良かったです。ドンコちゃん、助かって良かったねー(2020年12月22日11:51撮影)(2020年12月22日公開)

ドンコ
動画の28秒の時点。胸びれが少し動きました。ゆっくり前に進んだ瞬間。(2020年12月22日11:50撮影)

ドンコ
動画の69秒の時点。川岸の方にきました。(2020年12月22日11:51撮影)

ドンコ
動画の71秒の時点。壁に寄ってきました。(2020年12月22日11:51撮影)

ドンコ
動画の96秒の時点。橋の下の方に泳ぎ出しました。(2020年12月22日11:51撮影)

ドンコが泳ぎ去った方向の橋の下(2020年12月22日)

用水路の川底
橋の下の方に泳ぎ去りました。写真左端に写っているのは橋桁。けっこう長距離移動したようで、もうその辺りには姿はありませんでした。助かって良かったねー。拾った命、大切にしなよ。(2020年12月22日11:51撮影)

まとめ(2020年12月27日)

最後まで諦めなかったら何とかなることもある、誰かが助けてくれることもあるということを教えられたような気がします。ただしそれは運の要素が大きいことは否定できない事実です。数学でいう必要条件と十分条件で考えると、「最後まで諦めないこと」はあくまでもその後に幸運に恵まれるための必要条件であっても十分条件ではないですね。つまり、成功者がいう「最後まで諦めないことの大切さ」には生存者バイアス(生存バイアス)がかかっているということです。話が少々逸れましたが、いずれにしてもこのドンコは運がよかった!!持ってますね。

私の経験上、水がなくても比較的長く生きている魚は最初にウナギが思い浮かびますが、ドンコもまあまあ耐えられる魚だと思いました。ちょうど1週間前にも救出しました。泥だらけになっても生きていて最後の最後に動いて私に救出されたフナもいました。オイカワはすぐに死んでしまいます。メダカはオイカワよりは強いですが、それでもドンコやフナに比べたらかなり弱いといえます。こうして見てみると、泳ぎ回る魚より淀んだところで生きている魚の方が強いと言えます。酸素を取り込む能力が高いのでしょう。







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