最後の最後でぬかるみの中から救出された運を持っているフナの飼育

↑上のアイキャッチ画像は2020年7月21日16:01に水槽No.3の中で泳ぐ運を「持っている」フナの写真です。体調は11cmぐらいです。

命拾いをしたフナが3日目に元気に泳いでいる様子(2019年9月28日)

スッポン
水槽No.3の左側の壁に向かって泳いでいる4匹のフナ。これらのフナのうち、最も大きい1匹が絶体絶命のところで命拾いをした「持っている」フナです。一昨日からこの水槽No.3の中で飼っているので、今日9月28日で3日目になります。(2019年9月28日14:10撮影)

スッポン
前の写真を部分的に拡大しました。これが最後まで生き延びたフナです。このフナは何か特別なものを持っているので縁起を担いで飼っています。リリースも考えたのですが、あの時生き絶えていたかもしれないと思えば、ここでしばらくは生きてもいいと思います。(2019年9月28日14:10撮影)

9月26日から飼い始めて3日目になる、元気に泳いでいる「持っている」フナを動画に収めました。4匹のうち一番大きい1匹です。(2019年9月28日14:12撮影)(2019年9月28日公開)

7ヶ月後の水槽No.3の中の「持っている」フナ(2020年4月25日)

フナとアブラハヤとカワムツ水槽No.3の中のフナとアブラハヤとカワムツ。いちばん上に写っているのはカワムツ。その下はアブラハヤ。いちばん大きいのが明日で飼育7ヶ月になる「持っている」ギンブナ。7ヶ月前と比べるとそれなりに大きくなりました。水槽外から定規を当てて口から尾ひれの先までざっと測ったら11cmぐらいでした。保護した当時より背中が高くなったような気がします。(2020年4月25日10:02撮影)

水槽No.3の中の明日で飼育7ヶ月になる「持っている」ギンブナの2020年4月25日現在の姿を動画撮影しました。ほかにアブラハヤとカワムツがいます。(2020年4月25日10:03撮影)(2020年4月25日公開)

運を「持っている」フナが命拾いをしてからほぼ10ヶ月経ちました!(2020年7月20日)

2019年9月28日に泥水の中から救出して水槽No.3の中で飼っている運を「持っている」ギンブナがあと1週間で飼育10ヶ月になります。水槽No.3の中でいちばん大きいフナです。体長は水槽の外側から定規を当てて大まかに測定すると10cmのはあるようです。(2020年7月20日12:08撮影)(2020年7月21日公開)

フナとカワムツ水槽No.3の中のフナとカワムツ(右側)。(2020年7月20日12:11撮影)

フナとカワムツ水槽No.3の中の他のフナも10ヶ月前と比べると大きくなりましたが、初期の大きさがそのまま現在に反映されていて、「持っている」フナがいちばん大きいです。(2020年7月20日16:40撮影)

フナとアブラハヤとカワムツ正確には測れていませんが、ギンブナの体長は10cmはあるようです。(2020年7月20日16:45撮影)

フナとカワムツ持っているギンブナの体長は11cmぐらいです。(2020年7月21日16:01撮影)

578日目の午後にリリース(2021年4月26日)

2019年9月26日に泥まみれの状態でまだ生きていたので救出して飼っていたフナを2021年4月26日に用水路にリリースしました。体長は11cmちょっとぐらいでした。飼育期間は578日で、19ヶ月、1年と7ヶ月です。1年半余りを一緒に暮らしたわけです。成長は11cmちょっとで止まりました。天敵も多いけど元気で生きろよなー。1年7ヶ月前に一度はもう失ったも同然だった命、瀕死の状態から生き返った拾った命と思ってもっと記録を伸ばせよなー。おまえには最後の最後まで諦めたらいけないということを教わった気がしたよ。

水槽の中で飼育してほぼ2年になる7匹のフナ(2022年9月17日)

フナ動画撮影前に撮ったギンブナの写真。この写真では確認は難しいですが、7匹います。体長は10cm前後です。(2022年9月17日12:58撮影)

この動画のフナは上記のフナとは別物で、初登場の個体です。2020年の稲作が終わった頃(用水路の水位が下げられるのは9月下旬頃)に水がなくなってきた用水路で保護した10匹のフナ(ギンブナ)を飼育して現在生き残っている7匹がほぼ2年(夏に孵化したとして2歳と数ヶ月ぐらい)になります。保護当時の体長は1cmぐらいでとても小さかったのですが、現在は10cmぐらいになっているのもいます。3匹は残念な結果になりました。1匹は2021年の年の夏に、2匹は2022年の夏に死んでしまいました。夏場は水温が高くなるので酸欠になりがちなのが原因と見ています。それでも、現在飼育しているモツゴ、タモロコ、オイカワ、カワムツ、フナ、メダカの中ではフナは圧倒的に安定しています。最も弱いのはオイカワで、だいたい夏場にもちません。そろそろリリースのタイミングを考えています。(2022年9月17日13:00撮影)(2022年9月18日公開)

フナ動画撮影後に撮った写真。命を預かって2年、そろそろリリースを考える時期になりました。(2022年9月17日13:00撮影)

ガラス水槽の中で飼育してほぼ3年になる7匹のフナ(2023年7月4日)

2020年の10月初めに用水路の水がなくなりかけていて、そこの泥の中から救出したフナ10匹のうちの現在生きている7匹がもうすぐ飼育3年になります。(2023年7月4日6:47撮影)(2023年7月5日公開)

しかし、残念なことに8月中に3匹死んでしまって、残っていた4匹が2023年9月26日に全部死んでいました。エアーホースがフィルターから抜けていたので、酸欠が原因のようです。もっと早く気づいてやれなくてとても悔やまれました。こんなことならリリースしておけばよかったと後悔しました。

九死に一生を得た1匹のフナ(2023年9月29日)

フナ水のなくなってきた用水路の小さい水溜りの泥の中に体を頭から半分突っ込んでいたフナ。苦しかったのだと思います。生きているかどうかわからなかったので網で掬ってみたところ生きていました。さしあたりバケツの水に網に入ったまま浸けてすぐに用水路の本流に急ぎ足で移動しました。この写真は瀕死の状態のフナの尾鰭だけ写っています。これからバケツをひっくり返してリリースします。(2023年9月29日15:51撮影)

フナ浅瀬しかないのですが、仕方ありません。そこにバケツをひっくり返しました。フナの姿が見えます。まだ辛うじて生きているようです。間に合って良かったです。(2023年9月29日15:51撮影)

フナフナの部分を切り取って拡大しました。(2023年9月29日15:51撮影)

九死に一生を得た1匹のフナ。今日の午前中もそうでしたが、いつまでも逃げませんでした。でも、私が立ち去った後はどこかに泳いで行ってしまいました。「助けてくれてありがとう」とお礼を言ってくれているのなら嬉しいな。ちなみに他の魚はリリース直後にすでに消えていました。(2023年9月29日15:54撮影)(2023年9月29日公開)

フナ背鰭が水面から出ていますが、今までいた泥水の水溜りの酸欠状態の泥の中より100倍良いと思います。早く回復することを祈ります。そろそろ救出作業の場所に戻らなければならないので、「ここまで生き延びたんだから元気に生きろよ」と心の中で祈りました。(2023年9月29日15:54撮影)

フナフナの部分を切り取って拡大しました。(2023年9月29日15:54撮影)

フナ橋を渡って反対側の岸からフナを撮影しました。(2023年9月29日15:55撮影)

フナフナの部分を切り取って拡大しました。(2023年9月29日15:55撮影)

フナ橋の上に戻って真上から撮影しました。まだ同じ場所にいます。背鰭が水面から出ています。(2023年9月29日15:55撮影)

フナフナの部分を切り取って拡大しました。このあと8分後に戻ってきた時にはその辺一帯に姿は確認できませんでした。今日の午前中のフナ2匹もそうでしたが、私が立ち去るまでそこにいたのではないかと思いました(そんなことはないでしょうけど)。助かって良かったね。元気に生きろよ!(2023年9月29日15:55撮影)

食品会社の濁った排水で満たされた用水路で瀕死の状態で浮いているフナ(2023年10月20日)

フナ夕方に工場排水で白く濁った用水路の水面に瀕死の状態で浮いていた1匹のフナ。(2023年10月20日17:00撮影)

フナフナを拡大しました。(2023年10月20日17:00撮影)

週1回の白い工場排水で濁った用水路の水面に瀕死の状態で浮いている1匹のフナを夕方にウォーキング中に見つけて動画撮影しました。フラフラした状態で辛うじて生きていました。私は何とか助けてやりたくて辺りをキョロキョロしたため動画がかなりブレました。網も何もなかったので対岸に移動してうつ伏せになって精一杯手を伸ばし、そのフナを掴んで100メートル下流の水の澄んでいる支流まで走りました。この続きは次の動画で。(2023年10月20日17:01撮影)(2023年10月20日公開)

100メートル下流で枝分かれした用水路の比較的きれいな水に浮いている瀕死のフナ(2023年10月20日)

フナ100メートル下流で枝分かれした用水路まで走って、比較的きれいな水にリリースしました。しかし、まだ浮いている瀕死のフナ。(2023年10月20日17:03撮影)

フナフナを拡大しました。(2023年10月20日17:03撮影)

かなり白濁した硫黄のような臭いのする排水の流れる用水路で瀕死の状態だったフナを手で掴んで100メートル下流に走りました。そこで枝分かれした比較的澄んだ水の用水路にフナを投げ込みました。その時点から録画しました。フナはひっくり返って浮いたままでした。他に何かできることはないか考えました。そこは酸素が比較的少ない場所に見えたので、岸に降りて2メートル先の滝の近くの淵に投げ入れました。それが次の動画です。(2023年10月20日17:05撮影)(2023年10月20日公開)

救出から10分後に比較的きれいな水と溶存酸素で復活した瀕死のフナ(2023年10月20日)

フナ前の動画のフナの場所は酸素があまりないような淀んだ場所だったので、1.5〜2メートル先の小さい滝で泡立っている所の方が溶存酸素が多いと判断しました。そこで、堤防の下の陸場に降りて、フナを掴んで少し先に優しく投げました。この写真では一瞬復活したように見えましたが、それからまだまだ苦しそうだったのが次の動画です。(2023年10月20日17:09撮影)

フナフナを拡大しました。(2023年10月20日17:09撮影)

前の動画のフナの場所は酸素があまりないような少し淀んだ場所だったので、1.5〜2メートル先の小さい滝で泡立っている所の方が溶存酸素が多いと判断しました。そこで、堤防の下の陸場に降りて、フナを掴んで少し先に優しく投げました。そして対岸に移動して動画撮影を開始しました。それがこの動画です。約3分の動画の中で何とか回復したように見えました。救出から10分ぐらいで復活したようです。(2023年10月20日17:12撮影)(2023年10月20日公開)

フナ動画撮影を終えてから撮った写真。だいぶ安定してきたようなのでもう大丈夫のように見えました。私は帰路に就きました。(2023年10月20日17:12撮影)

フナフナを拡大しました。今日の夕方、この場所にはアオサギとコサギがいたので、フナの背中の保護色が上になるように、すなわち、ひっくり返ったり横になったりして銀色が目立たないようにできるだけ頑張って欲しいと思っています。せっかく拾った命、鳥の餌食にならないように長生きするんだぞ。(2023年10月20日17:12撮影)

運を持っているフナの観察に関する動画と写真はこちら↓







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