河内晩柑
Kawachi Bankan Pomelo
栽培しやすさ | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
河内晩柑(かわちばんかん)は、名称は、品種が発見された熊本県熊本市河内町で発見された柑橘類の一種で、ザボンの一品種です。発見された場所に因んで「河内」がついている晩生の柑橘類の総称です。和製グレープフルーツとも呼ばれます。越冬しなければならないので、ハウス栽培が行われます。ハウス栽培でなくても、冬期も一定以上の気温でほとんど降霜することのない地域であれば栽培可能なので、生産地は少数しかないですが、愛媛県愛南町や熊本県天草市などです。日本における収穫量は、愛媛県63%、熊本県35%となっています。
ソフトボールより一回り大きい河内晩柑。晩白柚のように香りが良いです。
(2015年3月4日)
皮は手で剝くことができました。
(2015年3月5日)
アルベド(内果皮)がたくさんついています。
(2015年3月5日)
半分に割りました。
(2015年3月5日)
じょうのうをめくると砂じょうと種が見えます。
(2015年3月5日)
砂じょうが密に充塡されています。
(2015年3月5日)
じょうのうを裏返しにすると、砂じょうはこんな感じです先端に種がついています。味はハッサク(八朔)に似ていますが、酸味が少なく食べやすかったです。
(2015年3月5日)
河内晩柑の種。
(2015年3月5日)
種はフェイジョアの根元に蒔きました。
(2015年3月5日)
1本だけ発芽していました。
(2015年4月23日)
河内晩柑も晩白柚やファーストクィーンなどのようにわりと簡単に発芽するようです。しかし、例えば柚子などは実生では実が生るまでにかなり長くかかるようです。河内晩柑がどうなのかはわかりませんが、このまま実生で育てても冬の寒さで枯れてしまうので、鉢植えでなければ年を越せません。つまり、私の畑での地植えでは1年で枯れてしまうことになります。よって、ここでは発芽の確認までにとどめておきます。