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イエローストロベリーグァバの実生で生長速度を比較

How to grow germinated guava seeds.



栽培しやすさ ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆


2014年10月にイエローストロベリーグァバの傷んだ果実をプランターの上に置いて発芽させることを試みました。その結果、2015年になってまだまだ寒いですが発芽しました。その後、プランターのいろいろなところから発芽してきました。まだまだ朝が冷えるので、枯れるのが多いと思われます。それで最低1本でも生き残ってくれれればと思っていたところ、4本生き残りました。そこで、鉢2つに1本と3本に分けて植えてみました。
私の住んでいるところは霜が強いので、グァバは地植えすると枯れてしまいます。かといって、霜の降らない木陰に植えても陽当たりが良くないので生長がいま一つ、というか育ちません。そうなると、ある程度大きくなるまで鉢植えで育てて、基本的に屋外で日光に当てて、冬は室内に移動させるのがベストです。イエローストロベリーグァバは発芽してから2年足らずで実を収穫できるまでになりました。なので、手っ取り早く成果を得たい人にはお勧めかもしれません。


Germinating Guava Seeds
果実があったところから発芽したため
密集している苗(2015年2月20日)


Germinating Guava Seeds
まだ殻をかぶっている2本もあります。
(2015年2月20日)


Germinating Guava Seeds
プランターの中で発芽したイエローストロベリーグァバ(2015年2月20日)


Germinating Guava Seeds
プランターの中で発芽したイエローストロベリーグァバ(右2本。左2本はキウイ香緑)。寒さのため何本か枯れましたが、4本ほど残っています。(2015年2月20日)


Germinating Guava Seeds
プランターの中で発芽したイエローストロベリーグァバを鉢に移植して1ヶ月経ったのが右の鉢です。3本の苗があります。左の鉢は移植してまだ8日ぐらいしか経っていませんが、安定しています。両方とも根付いてくれたようです。ここまでくれば乾燥させなければ大丈夫だと思います。(2015年5月24日)


Germinating Guava Seeds
プランターの中で発芽したイエローストロベリーグァバを鉢に移植して1ヶ月経ったのが右の鉢です。3本の苗があります。左の鉢は移植してまだ8日ぐらいしか経っていませんが、安定しています。1本の苗。根付いてくれたようです。ここまでくれば乾燥させなければ大丈夫だと思います。(2015年8月6日)



1本と3本に分けた2つの鉢において、2015年8月上旬現在で、写真に示すように、苗の大きさに大きな差は見られません。両方の鉢とも液肥は与えているので、養分は足りていると思われます。よって、養分の取り合いによって1本単独で育った場合の3分の1ぐらいの大きさになってしまうのではないかという予想に反して、3本とも1本単独の場合と遜色ない生長速度です。栄養状態が良ければ、まだこのぐらいの大きさでは(このぐらいの根の張り具合では)成長速度にさほど差は出ないことがわかりました。幹や枝の生長は根の生長と同じと見ても良いと考えると、鉢の中で根詰まりはまだ起こっていないと考えられます。現段階の条件では日光の当たり具合(光合成)が律速段階とみてもよいのかも知れません。しかし、今後、木が大きくなっていくことを想定した場合、今のうちに株分けするか、間引きする(根元から2本は切ってしまう)かしなければならないと思われます。









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