
(2015年11月26日)
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ぐんま名月という黄色いりんごがスーパーに出ていたので、2個買ってきて食べました。1個は王林のように青いやつで、もう1個は太陽光が少し当たって色づいているところがあるやつです。ぐんま名月はあかぎにふじを交配させてあります。これまでの経験上、ふじをかけてあるものは蜜が入るものが多いように思います。今回買ってきた個体ももしかしたらふじのように蜜が入っているかもしれません。まあ、必ずしも蜜が入っているとも限らないので、割ってみるまでわかりません。生産量は栽培面積から考えて群馬県が群を抜いて多いと考えられ、長野県、青森県と続きます。10月下旬から収穫される中生種というより晩生種に近い品種とのことです。
別の品種に金星りんごがありますが、その黄色りんごには部分的に陽が当たって色づいた三日月金星というのがあります。今回買ってきたぐんま名月2個のうちの1個は、三日月形にはなっていないにしても、ちょっと色づいていました。
夜に割ってみました。蜜が入っていました。味は、甘くて酸味もあって絶妙のバランスで美味しいです。個人的にはベスト3に入れてもいいぐらいです。これまでの経験からすると、ふじが関与している品種は蜜が入っているものが多いような気がします。蜜の成分はソルビトールと水です。ソルビトールによって水が集められているから半透明になっていると考えれば納得できます。ソルビトールが蓄積したりんごは完熟したりんごであることを示しています。ソルビトール自体は本来のりんごの甘味成分の果糖、ショ糖、グルコースと比べて甘さは控えめなので、蜜の部分だけ食べても特にそこだけが甘いことはありません。しかし、ソルビトールが果糖、ショ糖、グルコースに変換される必要がないくらいそのりんごは果糖、ショ糖、グルコースなどの甘味成分を多く含んでいるということですから、そのりんごは美味しいわけです。
蒔いてから3ヶ月経過して、ついに芽が出て来ました。
このあと、1〜2ヶ月は育てましたが、発芽することが確認できたので目的は達成したとして、処分しました。