フルーツを食べて種から育てる

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太秋柿の芽が出ました!太秋の実生の栽培
Seedling of Taishu persimmon

太秋という完全甘柿は広島県で育成された甘柿品種といわれています。1994年に品種登録されました。主な生産地は熊本県で、全体の半分以上を占めています。大玉の柿で、500gを超えるものもあります。400gぐらいのものでも1個300円とか400円というのも見かけることがあります。しかし、大きい太秋柿は見た目も良くて、甘くて美味しいので、それだけの価値はあると思います。果汁が非常に多くてとても甘いのが特徴です。1個あたりに入っている種の数は平均して数個ですが、全く入っていないものも時々あります。



太秋柿今年は鹿児島県の実家では柿は1個も食べられませんでした。熊本県の妻の実家の太秋をもらいました。買うと高いのでラッキーです。
(2015年11月27日)
太秋柿大きいです。
(2015年11月27日)
太秋柿皮を剝くとこんな感じです。ゴマはほとんどありません。
(2015年11月27日)
太秋柿の種種はプランターの上に置きました。その後、種の尖った方の末端から地面に垂直に差し込みました(写真は撮影していません)。
(2015年11月27日)
太秋柿の実生このプランターにはりんごの種が5種類植えてあります。また、ファーストクィーンの種も置いてあります。白い種がそれです。
(2015年11月27日)
太秋柿の実生11月27日の朝、太秋の種1個が持ち上がっているのに気づきました。発芽したようです。このあと、殻が無事に外れてくれれば育つかもしれません。
(2015年11月27日)
太秋柿の実生接近して撮影。
(2015年11月27日)
太秋柿の実生直立してきました。
(2015年12月4日)
太秋柿の実生2本目が出てきました。
(2015年12月7日)
太秋柿の実生3本目も出てきました。
(2015年12月7日)
太秋柿の実生1本目は中央上、2本目は右側、3本目は中央からやや左下に出ています。
(2015年12月7日)
太秋柿の実生1本目は殻が取れそうで取れません。おかしいので殻を外してみます。
(2015年12月22日)
太秋柿の実生1本目は殻の中にカビが生えていました。
(2015年12月22日)
太秋柿の実生2本目は発芽は遅かったのに1本目よりも先に殻が取れそうな勢いです。
(2015年12月22日)
太秋柿の実生2本目の殻を取りました。きれいな葉っぱです。
(2015年12月22日)
太秋柿の実生3本目は発芽が一番遅かったので、もうしばらく様子を見ます。
(2015年12月22日)

上記の実生苗は2016年1月24日の雪で枯れてしまいました。そのあと、下記の芽が出て来ました。



太秋柿の実生地面に垂直に差し込んでいた太秋の種が持ち上がってきました。芽が出て来たということです。
(2016年3月20日)
太秋柿の実生2本目も出てきました。そのあと3本目、4本目も出てきました。しかし、残ったのは4本のうち2本でした。
(2016年3月20日)

そのあと3本目、4本目も出てきました。しかし、残ったのは4本のうち2本でした。


太秋柿の実生結局、淘汰されて2本残ったうちの1本目。
(2016年5月6日)
太秋柿の実生場所によって違うのか、あとから発芽した2本目の方が生長が速いです。
(2016年5月6日)
太秋柿の実生2本のまわりに生えていたキウイを整理して、すっきりしました。ファーストクィーンは手前に2本あります。
(2016年5月22日)
太秋柿の実生2本とも順調に生長しています。
(2016年7月6日)
太秋柿の実生熱で葉っぱが焼けたのかもしれません。1本は生長が速いです。
(2016年7月21日)
太秋柿の実生あまりのベランダの熱さで葉っぱが焼けたしましたが、2本ともここまで無事に育っています。
(2016年10月7日)
太秋柿の実生あまりのベランダの熱さで葉っぱが焼けたしましたが、2本ともここまで無事に育っています。
(2016年10月7日)
太秋柿の実生大きい方の1本は枯れてしまったようです。
(2017年10月22日)
太秋柿の実生小さい方の1本は大きく曲がっているものの、分岐して何とか育っています。
(2017年10月22日)

2017年の太秋柿の実生の栽培
Seedling of Taishu persimmon 2017

太秋柿の実生プランターの中ほどのところの上の方の長辺付近に挿した太秋の種。
(2017年10月23日)
太秋柿の実生種を挿す方向。本来は横にして蒔くのでしょうが、横にして埋めると場所がわからなくなるので縦に挿しました。ただ、それだと殻が自発的に外れにくい印象です。種を土の中に埋めると、芽が地中から頭をもたげる時に地中で固定された殻から双葉が自然に抜けて地上に出てくることが多いようです。殻がいつまでも付いていると、あとで人為的に開いてみるとカビが生えていたり、腐っていたり、殻とくっついた双葉が破れたりします。
(2017年10月23日)
太秋柿の実生プランターの右端付近の太秋の種。
(2017年10月23日)
太秋柿の実生プランターの右側に向かって種を挿した領域が伸びてきています。(ちなみに11月下旬時点で、プランター全体に種が行き渡りました。こんなに発芽しても困りますが、実際はそんなこともないでしょう。)
(2017年11月1日)
太秋柿の実生この太秋は350グラムありました。いろいろな個体を見てきましたが、種はだいたい1〜3個入っているようです。1個しか入っていないことが多い印象です。
(2017年11月6日)
太秋柿の実生穫れたての太秋。種をプランターに挿していきます。どうせ捨てるだけなら発芽させます。
(2017年11月6日)
太秋柿の実生実家に持ち帰った太秋の実生苗。ファーストクィーンに養分を取られてあまり成長していません。2本のうちのもう1本はそのせいで枯れました。
(2017年12月2日)
太秋柿の実生10月22日にも紹介した、現在生きている唯一の太秋の実生苗。10月22日にも紹介した、現在生きている唯一の太秋の実生苗。ファーストクィーンと一緒に地植えしました。左下の分岐した木です。右上の太秋の実生は枯れています。
(2017年12月2日)
太秋柿の実生その唯一の太秋の実生苗の接写。
(2017年12月2日)

まとめと今後の予定

太秋の種からも芽が出ることが私自身で確認できました。太秋は出ないのではないかという先入観をお持っていましたが、初めて見ました。もし無事に育ったとしても、あの美味しい太秋にはならないですが、どんな柿になるのか興味はあります。まずは冬の寒さに耐えられるかです。

2016年3月20日現在、2つほど芽が出てきています。殻はまだ取れていません。1月の雪でやられた芽はすべて枯れてしまいましたが、これから出て来る芽は寒さにやられることはないでしょう。

2016年5月6日現在、結局発芽した種はけっこうありましたが、雪や自然淘汰で消えて行き、最後に2本残りました。この2本がどこまで育つか見て行きます。ただ、太秋は甘柿なので同じものは生らないし、生っても渋柿になるでしょう。そこまで行くにはそれこそ8年以上かかるでしょうし、寒さに弱いようなので、ある程度大きくなったらどうするか考えます。

2016年7月21日現在、2本ともほぼ順調に育っています。成長速度には若干の差があります。一般に甘柿は親と同じ実は生らないといわれています。実際に私は名古屋の地下街で買った大きな富有柿を食べたあとの種を蒔いて実生苗を育てていたら実が生るようになりました。しかし、渋くて、形は元の富有柿の扁平型に近い形とは異なり、球状に近いものになりました。やっぱり同じものは生らないのだなと実感しています。太秋は甘柿なので、あまり期待できないと思います。でも、もしかしたらとてもいいのができる可能性もゼロではないので、どうなるか育ててみたい気持ちが強いです。

2017年10月22日現在、2本のうち1本は枯れてしまいました。

2017年に収穫した太秋柿の種もプランターに植えました。捨てるのがもったいないからです。発芽したらよさそうな苗だけ数本育ててみようと思います。親と同じものはならず、しかも渋柿となるので、どんな渋柿になるのかという興味があります。接ぎ木の台木としても使えるでしょうし、盆栽として楽しむ手もあります。まずは発芽しないことには・・・。

生き残っていた1本は2017年12月2日に実家に持って帰って、地植えしました。






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