
(2019年1月30日15:59)
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Ponkan Orange
ポンカン(oneco mandarine; Citrus reticulata; ponkan orange)の果皮には抗酸化物質であるポリメトキシフラボノイド(PMF)の一種であるノビレチンという有機化合物がシークヮーサーよりも豊富に含まれています。全果ではシークヮーサーの方が多いので、ポンカンの果肉にはノビレチンはあまり含まれていないということになります。ということは、果肉を食べた時はシークヮーサーよりポンカンの方が美味しいといえます。なぜならば、私は有機化合物を専門としていますが、ノビレチンは芳香族化合物の独特のにおいがするからです(身近なもので例えてみると、ざっくりいうとガソリンみたいな感じです)。
買って来たポンカン7個のうち1個をさっそく食べて、種をアテモヤの種を蒔いたプランターに蒔きました。
ポンカンを食べた感じは普通のみかんです。皮を手で剥く時にけっこう油が飛び散りますが、その中にノビレチンが豊富に含まれているということになります。今後、皮を有効利用する方法を考えてみたいと思います。
ポンカンの種をまだ発芽しないアテモヤの種を蒔いたプランターに蒔きました。仮に全部発芽しても区別は容易につくはずですし、何となくアテモヤの種は今回も発芽しない気がするからです。
2019年7月4日現在、1本発芽しているのが確認できました。接木苗でなく実生苗ですが、育ててみたいと思います。
発芽してから4ヶ月後の2019年11月3日現在、枯れずに徐々に育っていました。最初から深い鉢に植えていたらもっと大きくなっていたと思います。そのうち植え替えます。