こんにちは。熊の実です。
今回は「の」で始まる鹿児島弁の単語を挙げています。「の」で始まる単語も「ね」と同様に比較的少ないですが、「ぬ」の方がもっと少ないです。
表の脚注に適宜、補足説明や解説を加えています。
7番の「ノイエ」(乗り合う)はドイツ語のneueではありません。neueは発音は「ノイエ」、意味は「新しい」で英語のnewと同じです。そんなことはわかっているって?すみません。
8番の「ノイガ」(乗ろうや)は、英語でいうとLet’s〜です。「ノイガ」とか「スイガ」とか「イッガ」とか、すべてLet’s〜の意味となります。「Let’s ride」「Let’s do」「Let’s go」という感じです。
12番の「ノウサッゴロ」(野うさぎ)については、ふつうのウサギを「ウサッゴロ」と私は言っていました。
20番の「ノサッ」(恵まれる)については、21番の「ノサッタ」(運が来た)に関連して「ノサッタガ」とよく言われました。
22番の「ノサン」(たまらない)は、「ヌサン」ともいいます。私は「マコテヌサン」とよく言いました。
26番の「ノセッ」(乗せて)について:「乗せてください」は「ノセックイヤイ」「ノセックイヤン」「ノセックイヤンセ」とか言えば通じます。ただ、乗せてくれるかどうかはわかりませんけどね。
28番の「ノッ」(樹木)について:鹿児島弁では「木」を「ノキ」といいます。それが「ノッ」となります。
32番の「ノドクッ」(喉頸)は「ノドクチ」ではなく「ノドクチ」が「ノドクッ」になったものです。でも、「ノドクチ」という言葉があったとしても鹿児島弁では「ノドクッ」となります。
47番の「ノンカタ」(宴会)は、鹿児島では覚えておいた方がいい単語の一つです。
49番の「ノンゴロ」(大酒飲み)については「ショチュノンゴロ」(焼酎をたくさん飲む人)という言葉をよく聞きました。
52番の「ノンビャガイ」(爪立ちする)は「伸び上がる」から来ています。
以上、「の」で始まる単語とフレーズは、まあまあ重要なものが含まれています。
それでは、また。
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