こんにちは。熊の実です。
鹿児島弁には「を」で始まる単語が2つだけあります。「ヲトコ」と「ヲナゴ」、ひらがなでは「をとこ」と「をなご」です。男と女ですね。「ヲ」で始まる単語は「オ」で始まる単語と同じなのでは?と思いますが、「オナゴ」はあっても、「オトコ」はありません。「オトコ」は標準語なので、相当する鹿児島弁はないという解釈でいいと思います。
では、ヲとオの違いは何でしょうか。woとoですから、文字的には区別があるのですが、発音ではoでいいという認識ぐらいしか私は持っていません。本来、「ヲ」は助詞としてだけに使われますが、名詞に使われている鹿児島弁がきっと特殊なのでしょう。逆に「オ」は助詞としては使われませんね。
私の感覚では「ヲナゴ」は「オナゴ」でいいと思っています。私のおじいさんが「カンサマ」(神様)を「クヮンサマ」と言っていたのと同じような感じにしか捉えていませんが、それではまずいのでしょうかね。
それでは、また。
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