フルーツを食べて種から育てる

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パッションフルーツの開花にかかる時間の測定

2018年5月16日に咲いたパッションフルーツ(パッシフローラ エドゥリス)の花は12分で開ききりました。2018年5月17日朝に9輪目が開花しそうだったので、そのプロセスを観察しながら、開花にかかる時間を測定しました。その結果、約14分かかりました。少なくとも昨日5月16日より2分以上長かかったことになります。天気や気温によるかもしれませんが、12〜14分程度で開花するとみて良さそうです。



パッションフルーツのつぼみ2018年5月17日朝、もうすぐ咲きそうなつぼみが写真中央付近に1個あります。
(2018年5月17日9:37)
パッションフルーツのつぼみ萼片5枚の下に花弁が5枚あります。萼片が少し開いて、中の花弁が見えてきているため、つぼみの先端が白っぽくなっています。
(2018年5月17日10:11)
パッションフルーツのつぼみ1枚の萼片が開き始めました。10:13で、昨日より10分ぐらい遅いです。
(2018年5月17日10:13)
パッションフルーツの花前の写真から14分後。動きはほぼ止まりました。
(2018年5月17日10:27)
パッションフルーツの花おそらく咲き始めて1分程度経っていたと思われる10:13の時点から15分経過した10:28。開花時の基本的な変化は終わったとみてよさそうです。萼片と花弁はまだ水平にはなっていませんが、さらに時間が経過すると180°より大きく、つまり、若干下に垂れた感じになります。そして、今はY字型に上に向いている雌しべも雄しべに接近するために下がってきます。
(2018年5月17日10:28)
パッションフルーツの蔓とつぼみと花今日の花はあんどん仕立ての鉢植えの中央付近に咲いていて、観察も授粉もしやすいです。
(2018年5月17日10:28)
パッションフルーツの花開花開始から1時間半以上経った11:52には、花弁5枚と萼片5枚が水平より下になっていました。めしべも雄しべに接触するくらいまで下がってきています。ここまでなるには15分では無理で、さらに時間が必要です。10:28時点で開花が終わったとみなせば15分で咲いたことになりますが、もし、花弁と萼片がさらに下がるまでの時間、あるいは雌しべが下がってくるまでの時間も含めるとすれば、1時間を超えるか超えないかくらい、かなり長くなると思われます。ちなみに、このあと爪楊枝を使って雄しべの花粉が入っているところを開き、花粉を爪楊枝の先端につけて雌しべに人工授粉しました。
(2018年5月17日11:52)

まとめ

昨日2018年5月16日までに8輪咲きましたが、その中の7輪目が開花に向けて変化しだしてから十分に開ききるまでに要した時間は12分未満でした。開花が始まった時刻は午前10時頃でした。2018年5月17日朝の花は10時10分頃に咲き始め、14分ほどで主な変化は終わりました。昨日の花の開花に要した時間12分より少なくとも2分ぐらい長くかかりましたが、15分もあれば開花は終わるとみて良さそうです。ただ、天気や気温の影響はあると思います。雌しべが雄しべに接近するほど近づいてくるまでの時間は厳密にはまだ測定していませんが、少なくとも開花に要する時間とは別物なので、開花時間に加える必要はないと思っています。

ちなみに、昨日までに咲いて授粉した(つもりの)8輪の花のうち、すでに受粉がうまくいかなくて落ちてしまったのが2輪、まだ落ちてはいないけれども子房が全く膨らんで来ないのが1輪あります。今日の9輪目の受粉がうまくいったと仮定して、現在のところ9分の3の33%が失敗したことになり、成功率は9分の6で67%といったところです。でも、後の6輪の方では腕が上がったため成功率が上がってきています。

動画もあります。









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