
(2018年5月22日14:01)
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快晴の5月22日に17輪目, 18輪目, 19輪目, 20輪目が咲きました。今回は雌しべが下がってきて雄しべに近づいている時間帯に、雄しべを雌しべに直接つける方法をとりました。雄しべを取り外して雌しべに直接つける方法は知られていますが、今回は雄しべを取り外さずに、雌しべと最も近い位置関係にある雄しべを選んで、両者を2本の指で挟んで接触させてみました。
雌しべが雄しべに接近している状態で、最も近い雌しべと雄しべの組み合わせを選び、指で接触させる方法をとりました。この方法は綿棒や爪楊枝を介さないので、これ以上ない方法といえます。結果としてはこれまでの中で特にうまくいった感じです。この日は快晴でした。同じやり方で小雨が降っている5月24日21輪目、22輪目、23輪目の人工授粉も行いました。しかし、1日経った5月25日朝現在、あまりうまくいったようには見えません(まだ1日しか経っていないので断定はできませんが、何となくわかります)。同じやり方なのにうまくいかないようであれば、花の状態がその日の天気に大きく影響されていることになりそうです。袋がけしていたのですが、それでもうまくいかないのなら、天気で決まりと言えそうです。まだ結論は早いですけどね。
2018年5月25日の24輪目、25輪目、26輪目、27輪目は雄しべを外して、雌しべに直接つける方法で人工授粉を行いました。3輪は16:48に行いましたが、この時点では写真左端の1輪の存在には気づいていませんでした。夜の21:39に実物でその存在に気づき、写真で確認したら辛うじて左端に花の一部が写っていました(上の最後の写真)。そこで、雄しべをちぎって雌しべに直接つけました。結果的にかなり受粉のタイミングを逸したのが27輪目になります。このような条件で人工授粉しても結果するかどうかの参考データにはなると思います。