
(2017年10月26日6:28)
トップページ > フルーツを食べて種から育てる > 授粉に成功した2個の成長過程と失敗した花の結末
これまでに咲いた3輪の花のうち、授粉に成功したのは1輪だけでした。今年最後と思われる4輪目の花が咲きました。爪楊枝でおしべを開いて、中の黄色い粉をめしべに授粉しましたが、3輪目の花の時よりも花粉を多めに付けました。
4輪目はおしべを取り外してみました。結果的に4輪目は授粉に成功しました。もう今年は5輪目の花は見られそうにないので、2017年は結局4輪の花で終わりそうです。昨年は4月に最初の花が咲いたので、上出来でした。今年もできれば4月〜6月に花が咲いてくれれば良かったのですが、種から発芽してまだ1年未満で、生長が追いつきませんでした(同条件で2016年には4月下旬に花が咲きましたが・・・)。小さな蕾がついた時点で7月を迎えてしまい、蕾はすべて黄色くなって落ちてしまいました。パッションフルーツの花は真夏には咲かないといわれていますが、実際にそうでした。暑さも和らいできた9月頃から、また蕾が付き始めました。そして、10月になって4輪まで咲きましたが、5輪目となる蕾は寒さのためか生長せず、黄色くなって落ちてしまいました。よって、2017年は花4輪で終わりです。そのうち授粉に成功したのは結局2輪だけでした。昨年のパッションフルーツの花と比べて、花粉がほとんど雄しべの表面についてなかったのは、開花の時期が春ではなく秋だったことが原因なのかもしれません。もしそうなら春に咲かせるようにもっていかなければなりませんが、それはなかなか難しそうです。でも、春に開花した2016年の場合は、かなりの確率で結実が成功しました。しかも綿棒で簡単に人工授粉できました。よって、開花時期は秋よりも春の方が良さそうです。