
(2017年10月5日13:57)
トップページ > フルーツを食べて種から育てる > 花粉が少ない時の授粉方法
結局、夏前には咲きませんでした。蕾は黄色くなって落ちてしまいました。そして秋になってやっと一輪目の花が咲きました。しかし、今年の花はなぜか花粉が少ないです。そこで、おしべの溝の両末端を爪楊枝で崩して黄色い粉を取り出し、めしべに付着させるという方法をとりました。その結果、何とか結実して2017年10月25日現在、大きめのミニトマトより大きくなっています。二輪目も2017年10月24日に咲きましたが、花粉が見当たらなかったので、一輪目と同様の方法で授粉しました。
黒板消し(鹿児島ではラーフルといいます)のような形のおしべに粉(花粉)が開花直後は見当たらなかったので、4時間ほど経ってから爪楊枝で末端を溝に沿ってこすっていたら、少しずつ崩れてきました。そして、爪楊枝の先端に花粉らしき黄色いものが付着しました。それをめしべに付着させたところ、授粉が成功したようで、実が成長してきました。2017年10月25日現在、ミニトマトより大きくなっています。二輪目も粉が見当たらなかったので、開花から5時間後に同様の方法で授粉しました。授粉に成功したかどうかは10月25日現在、まだわかりません。でも、1回目と同様の方法で行ったので、たぶん大丈夫でしょう。3輪目が2017年10月25日午前中に咲きそうです。
7月に蕾が5〜6個できたのですが、咲く前に真夏がきてしまい、結局、成長せずに落ちていきました。真夏には咲かないというのは本当でした。そして秋になって、今、続々と咲き始めました。数日以内に咲くであろう1輪を含めてひとまず4個は何とか結実できそうです。そのあと、まだ小さい予備軍がけっこうありますが、冬が来る前に咲き切るか微妙なところです。冬は室内で冬越ししますが、その時にも花が咲くかどうか、咲いたら授粉して実が生るかどうかを見てみたいと思います。
2017年10月25日に、三輪目が咲きました。この花のおしべを爪楊枝で突いていたら、花粉の取り出し方がわかりました。袋状になっているところを開けば、中に黄色い粉がたくさん入っていました。これが花粉だと思われます。もしそうなら、おしべに花粉が吹いていない場合、中から花粉を取り出せばいいことになり、授粉の仕方がわかったことになります。
2017年10月26日朝現在、2つ目の花は授粉後、2日経ちますが、1個目と違って子房が黄色いままで大きくなっていません。授粉失敗のようです。うまくいった場合は薄緑色で、しかも少し大きくなっています。そういう意味では昨日授粉した3個目の花もあやしいです。1個目はうまくいったのですが、2個目、3個目が失敗したとなると、原因は気温の低下が考えられます。あと1週間で11月という時期ですから、朝晩が冷えてきているからです。実際に、花が咲く時間が1時間ほど遅くなっていることと、同じベランダで栽培しているハイビスカスの花が普通は1日で閉じるのですが、今は2日目も咲いたままだったりします。つまり、レスポンスがかなり鈍ってきています。これは気温低下のせいと考えるのが妥当ですおしべに花粉が吹いていないのもおそらく気温低下が原因と考えられます。
しばらく様子を見たところ、3輪目も授粉に失敗しました。子房が大きくなりませんでした。
全体的に見ると、真夏前の5月、6月に咲かせられなかったのが敗因として考えられます。7月には小さな蕾があったのですが、そのまま猛暑を迎えて落ちてしまいました。
そうは言っても、まだ4輪目が控えています。何とか成功させたいものです。今年は花4輪で終わりそうです。そのうち、結実の成功率は4輪目の授粉がうまくいけば4分の2で5割となります。